内容説明
ロサンゼルス空港のギフトショップに勤める普通の女の子と、何の因果か石油王の三男坊として生まれてしまった不運な青年。あまりにかけ離れた世界に住むこの二人が、ある日空港で発覚した殺人未遂事件をきっかけに、悪党どもと壮絶な争奪戦を演じる羽目になる。めざすブツはただひとつ―豚の貯金箱。女流サスペンスの名手がユーモアたっぷりに描く、とっておきの冒険物語。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
89
コージーミステリならぬ、コージーアドベンチャーと言う処か。主人公のジーンは、空港のギフトショップの店員。ある日、傷をおった男が、電話ボックスの場所を聞きに店に入って来た。その後男は亡くなり、どうやら店の豚の貯金箱に大切なメモを、隠したらしい。しかし豚の貯金箱は3個販売され、どうやらその一つにメモが在ると解る。メモを探す金持ちの放蕩息子ハリーと、ジーンは豚の貯金箱を追って世界を飛び回る事に。中々面白い展開で、スパイ物の流れなのだがコージーなのだ。スリルになる処もホンワカしており、如何にもアメリカンな物語。2018/08/03
たち
38
かなり剣呑な状況にもかかわらず、どこか笑っちゃうような軽さがあるのは、この当時のアメリカの風潮なのかなぁ?訳もなんだか少し古くて読みにくく感じました。まあ、ハッピーエンドで何よりでしたが…。2020/12/16
hit4papa
27
ギフトショップの女店員と富豪の青年のコンビが世界を股にかけての追跡行を繰り広げるゆるふわなお話。青年の父親のご落胤の行方を探すはめになって右往左往する主人公という、巻き込まれ型の典型です。殺人事件が絡んでいるわりに、スリリングな展開を見せてくれません。翻訳とはいえ意味不明な箇所が多く、読み進めるのにモタつくのも興をそぐことになってしまいました。ギフトショップの豚の貯金箱に隠された謎のメッセージとつかみはバッチリで、ボーイ ミーツ ガール的ラブストリーありと愉しめる要素はあるのですが、結論としてはイマイチ。2017/10/22
りり
5
★★★☆☆放蕩息子のハリーと豚担当の副社長に昇格したジーン。古い翻訳のため読みにくいが捻りのある設定でまあまあよかった。いきなり日常から切り離され、ブタの貯金箱を探す旅に巻き込まれるのは面白い。お金持ちってステキ。ロマンスは気持ち程度。1969年作/1990年版2015/10/19
harukawani
4
短編集がとても良かったので、アームストロングの長編を積読の山からひっぱり出してきた。訳文が少し分かりにくいところもあるけど、総じて楽しい読書だった。ギフトショップで売られていた豚の貯金箱を追って世界中を飛び回る富豪の息子と普通の女の子、そして悪党たち。頭脳明晰な人が出てくる訳でもなく、ことさら間抜けな人が出てくる訳でもない。それが心地よい。明確な悪者はいて、暴力も振るわれるけど、全編を通してユーモアと明るさがあって良かった。2026/02/24




