出版社内容情報
酔っぱらい大佐が遭遇した首なし騎士とメイポールの死体。五月祭の行事を前に、またもホテルに危機が! 気丈な女主人と石頭の支配人の、凸凹コンビがまたも捜査を開始する。ペニーフット・ホテルシリーズ待望の第4弾!
内容説明
ここは紳士淑女御用達の静かな隠れ家、ペニーフット・ホテル。そんなホテルの常連客の大佐が、村のパブからの帰り道に首なし騎士に遭遇。さらに逃げる途中で、五月の柱に縛られた女性の死体を見たというのだ。本気にする者はなかったが、翌日ホテルの宿泊客から、妻が行方不明との訴えが。すわホテルの危機とばかり、女主人セシリーは、支配人の心配をよそにまたも調査を始める。
著者等紹介
務台夏子[ムタイナツコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鏡也
12
ガーティが大変なことに!?口悪いけど、あっさりした性格だからガーティは大好きなキャラだ。ミシェルが意外な動きを見せてくれたけど…ただの飲んだくれじゃなかったのか笑 今回は、スリーピーホロウが元ネタ…2017/10/30
ごへいもち
12
首なし騎士の謎はいったい…?ミステリーとしてもぬるま湯なのに表紙絵がツボで懲りずにまた手に取ってしまった。もう読まない!1900年代のイギリスのホテルの話らしいが著者の経歴も見当たらず(訳者の経歴はあるのに)2011/11/25
rokoroko
11
少し落ち込む事があって、(介護とか介護とか)こういう時によむのはコージーだよね。と探した一冊。シリーズ4作目らしい。邦題もおかしいし、ホテルを経営する未亡人が支配人(少し変わった)の助けを借りて事件を解明すると言う設定も気分がほぐれる。本は薬2018/11/17
えむむ
10
他の欧米小説にも出てくるけど、首なし騎手にそんな由来が。日本のろくろッ首とかのっぺらぼうみたく、英国に馴染み深いゴーストなんですね。英国の風俗が知れて興味深いシリーズ。2024/05/09
寧々子
9
必死に捜査を思いとどまられようとするバクスターと、セシリーの言い合いは相変わらず面白くて読んでいて楽しいです♪ キビキビとした物腰のセシリーとやたら礼儀を重んじるバクスターは、無鉄砲&慎重派で意見は衝突してもチームワークは抜群ですね♪ 2人の間にある仄かなロマンスもわずかながら深まった?! 事件より気になったのは、ガーディ!! みんながついてるから大丈夫だとは思うけど、気になるから次作が待ち遠しいです~2011/08/03