創元推理文庫<br> 猫が死体を連れてきた (新版)

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創元推理文庫
猫が死体を連れてきた (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488246327
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

秋を迎えたバラクラヴァ郡。いつもどおり早朝から自宅の床みがきをしていたローマックス夫人は、飼い猫がくわえてきたものを見て、ぎょっとした。アングレー教授のかつらだ! 頭が薄くなってきたことをひた隠しにしている(つもりの)下宿人を怒らせないよう、早速かつらを返しにいった夫人だったが、部屋はもぬけのから。このとき、当人は博物館の裏で冷たくなっていた……。シャンディ教授大活躍の傑作ミステリシリーズ第4弾。

内容説明

秋を迎えたバラクラヴァの町で、新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ローマックス夫人の飼い猫がくわえてきたかつらだった。かつらの主アングレー名誉教授をさがしに出た夫人は、博物館の裏手で彼の死体を発見する。一見事故のようにも思われたが、夫人の要請で駆けつけたシャンディが少し調べただけで、おかしな点が次々に見つかり…。好評シリーズ第四弾。

著者等紹介

マクラウド,シャーロット[マクラウド,シャーロット] [MacLeod,Charlotte]
作家。1922年カナダに生まれ、51年アメリカに帰化した。ボストンの広告代理店に勤める傍ら、64年から小説を書きだす。78年に刊行した“シャンディ教授”シリーズの第一作『にぎやかな眠り』で人気を獲得。以後その奔放な感覚を生かした作品を次々に発表し、ユーモア・ミステリの女王と呼ばれるに至った。アリサ・クレイグ名義でも多数の作品を執筆、そのにぎやかかつ優しい筆致で多くの読者を楽しませた。98年、アガサ賞生涯功労賞を受賞。2005年没

高田惠子[タカタケイコ]
1951年広島に生れる。1974年津田塾大学学芸学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

29
図書館で旧友の新しいカバーに感激し、借りてきました。一時期コージーミステリーにはまっていて、このシリーズが大好きだったんです。そうそう、天野喜孝さんがカバーを描いてらした。当時はまだ20代だったはずなのに、初老の方々ばかりが活躍するこの話が大好きだったんだなあ。40代後半になって読むと、なんだかより身近に感じられました。ふしぎふしぎ。2019/10/08

しましまこ

22
シャンディ教授とうとう警察署長の捜査に同行するまでに!前巻登場の新聞記者くんが育ってるし、学生もいい子達だし、何より町と大学の関係性がいいな。事件や派手な立回りより、いい大学だなとしみじみ。2018/09/10

寧々子

13
猫のエドモンドがカツラをくわえて現れたことから発覚した事件は、スヴェンソン学長夫妻やヘレンの登場場面が少な目だったのが残念! 学長に関しては1つ1つのエピソードが強烈で面白かったけど♪ オッターモール署長が「タイタンの戦い」と称した場面が可笑しかったなぁ~ 今までオッターモール署長にはあまり良い印象がなかったのですが、本作で登場場面が多かったおかげで良き夫で良き父親の一面が垣間見れたので、印象が大きく変わりました♪ エドモンドにはもうちょっと登場して欲しかったけど、猫の可愛らしさは発揮してたから我慢する♡2016/06/08

鏡也

10
猫が連れてきたのはヅラだと思うの!!って、ツッコミたかった。いや、もうただそれだけ。シャンディ教授は今回も大活躍!このシリーズ読んでて飽きない、不思議な魅力があるので好きです。2017/11/12

shizuca

7
衝撃のラストに驚愕。そうくるか。たしかに入るのが大変に難しいクラブには何かあるよね。そうかそうかと納得して今度はゆっくりと読み返しました。やはり一度目は先が気になってざっくりと読んでしまうので、シャンディ教授の絶妙な言い回しのセリフやトールシェルドの「うむむ」など堪能できてないのです。大学のこと選挙、お金など身近な話題で考えさせられることの多かった作品でした。2016/05/04

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