内容説明
当地で演劇祭が開催される運びになった。カナダ人の不撓不屈の精神を描いた戯曲が上演され、最優秀の団体には演劇史上の貴重なコレクションが贈られる。賞品に釣られたディタニーたちも芝居作りを開始。苦心の脚本は秀逸で、役者も◎だったけれど、胡乱な輩が横行する成り行きに心配のたねは尽きない。手を変え品を変え目論まれる間抜けな殺人、紛糾する恋愛騒動!好評第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
このみ
7
【再読】〈グラブ&ステーク〉シリーズ第3作。地元の演劇祭で上演最優秀の団体に貴重な演劇コレクションが贈られることに。ロベリア・フォールズの面々も、我らが博物館のため参戦。謎めいた美女役は摂政時代ロマンス小説作家アレシューザ・モンク。「夢想の世界にふけることしか望まなかった摂政時代ロマンスの女王は、いま突然、社交界に吹き荒れるハリケーンの目となったのである」本番舞台上で銃の暴発が。「泣き声をあげるのはおよし、下郎」事件の夜の後、話し合いのためとはいえ明日の朝食に20人以上招いたと言われるのは心臓に悪過ぎる。2024/07/04
菱沼
1
この作者らしいドタバタコメディ。アレシューザの「うぬ」や「おのれ」などは、原書だとどういう言葉なのだろう。作者はセーラシリーズでも芝居(オペラだったけれど)を題材にしていたし、芝居の好きな人なのだろう。アンディが脚本通りに決闘シーンを演じなかったこと、犯人の家のお手伝いさんが細かいことまで知っていてよくしゃべることなど、偶然と都合の良さに支えられているきらいはあるけれど、まあ、それもコメディの持ち味なのだろう。面白いし。2024/05/05
kagetrasama-aoi(葵・橘)
1
ディタニー・ヘンビットシリーズの第四作目。2014/02/17
kagetrasama-aoi(葵・橘)
1
ディタニー・ヘンビット・シリーズ、第四作目。前作から半年経った十二月のお話。アンディ・マクナスティの変貌ぶりが楽しいこの巻。一作目の彼からは想像も出来ません(笑)!特にお気に入りのシーンは「おいで、シュージューや。パパにシューッといっておくれ」のシーンです。謎はさておき、登場人物の個性でとても楽しめるお話。そうは言っても最後の謎解きは如何にもな人物が犯人だと明かされ、コージーらしい結末でした。2015/12/12
ぱでぃんとんⅡ
1
アンディの魅力がたっぷりです~。1巻からは考えられない変貌ぶり。好きだわぁ…。2012/03/31