内容説明
妻のヘレンがひらいた女ばかりのパーティを逃れて、シャンディ授業はメイン州の海岸地帯にやってきた。目当ては名高き巨大ルピナスの観察。この世のものとも思えぬ咲きっぷりに仰天するシャンディだったが、二日めの夜、宿屋の食堂で思いがげない事件が突発する。えらそうに最後のチキン・ポット・パイをかきこんでいた男が青酸カリで毒殺されてしまったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
26
読み終えてタイトルにニッコリ。次から次へと美味しそうなご飯にパンケーキ、色とりどりの巨大ルピナスに美しい絵!お約束のハッピーエンド。満足!事件は…どうでもいいや。2018/09/29
はんみみ
18
シリーズの中で一番繰り返し読んでる巻。傑物の女性、ゲスな犯人、ドラマチックな若夫婦、シャンディ夫婦の馴れ合いの会話、どこをとってもやっぱり面白いな~再読の度に画家の過剰反応にニヤニヤしてしまう。2016/01/28
Apollo
6
シャンディ教授シリーズ第9弾。今回はいつになく事件はゆっくりと進行し、周辺の人間関係が濃厚に描かれる。ここで話を彩るのが、教授たちが食べる数々の美味しい料理。宿屋のレストランでの伝統的なローストビーフ&ヨークシャープディング、タラの照焼(日本風?)、ソバ粉のパンケーキにベリーソース。テイクアウトランチの揚げハマグリのタコスや、シャンディ夫妻が招かれたハイ・ティーでの、クルミで覆われたチョコレート・レアケーキ。読んでいてどんどんお腹が空いてくるのはいかがしたものか…。2017/11/02
けいちか
4
シリーズ第九弾。最初ルピナスがどんな花か分からずに読んでいて、後からネットで調べた。確かにあれが巨大だったら、一体どんな肥料が?と考えてしまうだろう。結局タイトルにある水と水差しの話はなんだったんだろう。シャンディ教授は自分から事件に首は突っ込まないものの、自分の考えを警察にがんがん訴えていた。まあ、画家の謎は自ら解決ってことで。2016/01/10
AMBER
4
「表紙ってシャンディ教授だよねぇ~?」と問いたくなるくらい「フケてる」と失礼な事を思ってしまった私。ちょっとシャンディシリーズから離れてたから久しぶりに読んでみると、面白いねやっぱり!「水の中の何かって」てタイトル確かなにぁ~最後まで不明だから気になるよ。あれで、マジに何やら秘密めいた事が隠されてたら誰もが欲しがる水になるだろうしねぇ~。おしゃべりおじいちゃんにもっと注目シトケバよかったなぁ。2015/08/14
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