創元推理文庫<br> 唄う海賊団

創元推理文庫
唄う海賊団

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488246136
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「醜い顔に奇抜な服装、年は殆ど六十七…」幸せな気分で唄いながら、セーラはペンキを塗りたくっていった。恒例プレザンス海賊団によるギルバート&サリヴァンの公演を前に、今年は珍事が続出。急遽、伯母から大道具画家に命じられたのだが、その作業の楽しいこと。けれど、高価な絵の紛失を契機に、身代金の要求、殺人事件の発生と、不測の事態が相つぎ…。ユーモア第六弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

75
【セーラ・ケリング シリーズ】第6弾。ケリング一族のエマ伯母さんが主催の劇団「プレザンス海賊団」が、公演する季節になった。セーラはエマから大道具画家の役目を仰せつかり、楽しく準備に勤しんでいた。しかし演出の絵画が盗まれ、身代金の要求が届き、挙げ句の果てには殺人事件が起こってしまう。分かっている事実から、犯人の条件は調っていくのだがかなり難しい。幕が上がり手足が震え、舞台の緊張感と歓喜が伝わってくる。並行しての犯人逮捕劇は、結構どきどきのサスペンスなクライマックスだ。読者別の楽しみが在る、シリーズだと思う。2022/03/10

みみずく

22
エマ伯母率いる素人劇団「プレザンス海賊団」の公演にセーラもお手伝いで参加。劇のあらすじ説明はメイベル従姉からの手紙の形式。さすがのイジワル捻くれ目線の解説で彼女の性格が良く分かる!絵画盗難、殺人事件がメインだけれど、やはりケリング一族の人間関係が興味深かった。特にエマの使用人のヘザーストーン夫妻。セーラのことを未だに「嬢ちゃん」と呼び、前夫のことでまだ感傷的な気分になるセーラに「お父さんの親友(アレックス)と結婚というのはやはり不自然だったんですよ」と慰めてくれたり…。こちらまで気分が軽くなるようだった。2015/07/09

rokoroko

11
歌劇団の手伝いをするセーラ。セーラケリング6冊目。今回は夫マックスが不在。相変わらずおば、いとこあい乱れての事件でした。やっぱりこれ一つ読んで1年と言うサイクルでは登場人物解らなくなるわね2017/10/19

Ribes triste

7
マックスは出張中。エマ伯母様主催の歌劇団の美術担当で奮闘中。そして事件発生。前から話には出ていた、エマ伯母様、メイベル従姉登場。さらにロムニーの名画も。セーラの大活躍とグランドフィナーレ。楽しい読書でした。2016/02/16

むらさきめがね

7
冒頭のアピー宛てのメイベルの手紙で忍び笑いを禁じえず、否が応にも期待は高まりそのままの勢いで読了。セーラもアレグザンダーに負けず劣らずの頼まれたら断れないタイプなのね。エンディングはおなじみのメンバーが集まって、とても賑やかで楽しかった!2015/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/403269
  • ご注意事項

最近チェックした商品