創元推理文庫<br> ビルバオの鏡

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創元推理文庫
ビルバオの鏡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488246099
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

息抜きがてらビターソーンと二人きりの時を過ごそうと、セーラはアイアソン埠頭の家を訪れた。だが、例によって事はうまく運ばない。高価な骨董品、ビルバオ鏡が留守宅に置き去りにされていたのを皮切りに、遂には殺人事件までが大発生。しかも、あろうことか第一容疑者と目されたのは…。北部の自然を背景に展開するシリーズ第4弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

81
セーラシリーズ第4弾。夏の一時を二人きりで過ごそうと、別荘を訪れたセーラとマックス。別荘に着いてみると、誰が何の目的で持ち込んだのか、大きなビルバオの鏡が置き去りにされていた。休む暇なく次々と人が訪れ、二人きりになる時間が無いばかりか、殺人事件が立て続けに起きてしまう。今回は1作目登場のジョファティ巡査部長が味方である事が唯一の救いで、周りは全て信用が置けない親戚ばかり。勝手を言ってくる連中に、セーラの毒舌っぷりは溜飲を下げてくれる。推理はセーラに合わせるしか無いが、この主人公たちは本当に気に入ってる。2019/05/15

みみずく

23
セーラとマックスはケリング一族の夏別荘にやって来た。すると見慣れぬ鏡があり、それはマックス曰く「貴重な美術品」とのこと。何故ここにそんなものが?盗品なのか?と思っているうちに癖のあるケリング一族が束になって押し寄せる。そのうちに殺人事件まで起こりマックスに嫌疑がかかる…。アレックスとの思い出の埠頭にいき、今の自分の気持ちを確認したセーラ。そうと決まれば立ち向かう難敵はケリング一族の面々だけでは無さそう。セーラにとって喪ったものも大きいけれど、得たものも大きいようで読んでいてしみじみとしながらも楽しい。2015/06/12

rokoroko

10
セーラ・ケリングシリーズ4作目。ビルバオってなんだろうと思ったらスペインのバスク地方の地名なのね。4作中一番すっきりと読めた。なんせケリングの親せきが多すぎて名前覚えられないから。セーラがやっと前夫との思い出に別れを告げ、新しい生活に歩み出す。ミステリーなのに登場人物のこれからを心配してしまう。頑張ってほしいわ2017/10/14

むらさきめがね

7
下宿屋からアイアソンに移ってきたセーラとマックス。舞台が変わり、脇役たちもかなり強烈なメンツが揃ってます。そのせいか、セーラの毒舌半端ない。あ、これがこのシリーズの魅力なんだと再確認。2015/01/17

彩乃

6
今まではセーラのホームグラウンドだったのが、今回はマックスのホームグラウンドが舞台。色々と大変なセーラ。加えてセーラの所属する階級の傍若無人っぷりには泣かされる。つくづくハッピーエンドで良かったね。だけど最後の最後に出てくるラスボスには笑った。がんばれセーラ!2010/06/08

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