出版社内容情報
クリスティ愛好家の読書会、捜査に乗り出す
蒸気船での豪華クルーズに参加したブッククラブの一行。
だが、怪事件の続発にミステリマニアの血が騒ぎ・・・・・・。
好評シリーズ第2弾!
ブッククラブのメンバーは、蒸気船オリエント号での豪華クルーズに参加していた。仲間のひとりアンダースに誘われたのだ。アリシアにとっては彼とのロマンティックな船旅のはずだった。だが乗客が死亡したり行方不になったりで、それどころではなくなってしまう。アリシアたちはミステリマニアの血が騒ぎ、独自調査をはじめる! クリスティ好きの面々大活躍のシリーズ第2弾。訳者あとがき=高橋恭美子
内容説明
ブッククラブのメンバーは、蒸気船オリエント号での豪華クルーズに参加していた。仲間のひとりアンダースに誘われたのだ。アリシアにとっては彼とのロマンティックな船旅のはずだった。だが乗客が死亡したり行方不明になったりで、それどころではなくなってしまう。アリシアたちはミステリマニアの血が騒ぎ、独自調査をはじめる!クリスティ好きの面々大活躍のシリーズ第2弾。
著者等紹介
ラーマー,C.A.[ラーマー,C.A.] [Larmer,C.A.]
パプアニューギニア生まれ。国際ジャーナリストで編集者で作家。現在はオーストラリア東海岸のバイロンベイに住む
高橋恭美子[タカハシクミコ]
関西外国語大学外国語学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
273
ミステリ好き読書仲間が、事件を解決していくという基本路線はおさえてあり、しかも豪華客船が舞台とくれば楽しく読めないはずがない。もはや、クリスティオタクの同人誌かというほど本家からの引用が多く、読み手をふるいにかけているところはあるかも。そのくせ、なぜこの舞台で『ナイルに死す』ではなく『オリエント急行~』なのか。次作も『地中海殺人事件』がクローズアップされるようで、もう一作目と被る。クラブのメンバー、特にクレアは存在感が薄まりほとんど見せ場がなく、この先、アリシア以外をモブ化させずにやっていけるかが課題か。2024/01/10
ann
34
シリーズ2作目。前作よりも面白かった!訳者との相性もよかったのかも。クリスティ好きなら楽しめると思うシリーズ。3作目は今年発売らしいから楽しみに待つ。2023/02/20
うまる
30
続編。ほぼ船上が舞台なので、情景描写や移動の楽しみがない分人間関係がどっぷり。なので終盤の解決までは、前作みたいにワクワクしませんでしたが、終わってみれば伏線やクリスティ作品との符号に感心しました。心理で読み解く手法もいかにもって感じ。ブッククラブのメンバーだけでも個性的なのに、今回の登場人物のキャラ立ちも凄いです。あるキャラがめっちゃ好みと思ったら、次巻も登場するみたいで嬉しい。メンバーの中ではペリー推しなので、ペリーが良く出る回なのも良かったです。訳者様あとがきで、3・4冊目の期待が膨らみました。2023/01/12
しゃお
26
シリーズ2作目。ミステリとしては終盤に一気に真相が明かされていく様子が楽しい。アリシアも半ば強引に事件に首をつっこんだ甲斐があったかとw 事件の真相については読んでいてうっすら気付いた部分と全く気付けなかった部分があったのだけど、そういう風に色々怪しく見えるように描いている塩梅も良く、クリスティのあの作品やこの作品などを思い浮かんだりも。しかし…序盤から中盤にかけてはイライラさせられたのはアリシアとアンダースのせい。いや、ほんと、どっちもどっちかとw とまれ次回も楽しみ。クラブメンバーの活躍も期待です!2022/12/26
鐵太郎
24
マーダー・ミステリ・ブッククラブ第二弾。ひょんな事で世界を就航している豪華客船・蒸気船オリエント号(数百年前の同名の船のレプリカ)に乗れることとなったブッククラブの面々が、シドニーからニュージーランドのオークランドまでの旅の間に直面した殺人事件の顛末。今度は本当に解決しちゃうのです。それも、クリスティばりの何度かのどんでん返しの末に。ほう。 主人公の恋愛話がなんだかなァですが、結構楽しめました。お気の毒なドクターのその後ですが...真面目な彼はもっと身勝手ではない恋人を探すべきです。あんな女はダメ。(笑)2023/07/07