出版社内容情報
大学当局に飛びこんできた拉致計画の噂。
標的は資産家の娘、結構は学生たちの集会の夜。
だが、この誘拐、何かがおかしい――
『本格ミステリ・ベスト10』1位作家、最後の未訳長編
解説:阿津川辰海
父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラの誘拐計画が進行中だという怪しげな話が、大学当局に飛びこんでくる。そして数日後、学生クラブが主催する集会の最中、彼女は本当に襲われた。ところが、この誘拐事件は思いもかけぬ展開を迎え、ついには殺人へと発展する――入り組んだ事件が鮮烈な結末を迎える、謎解きミステリの職人作家ディヴァインならではのエッセンスが詰まった長編!
内容説明
問題はすべて親の金で解決、交際相手は大学の講師―。そんな素行不良の学生バーバラを誘拐する計画があるという怪しげな噂が、大学当局に飛びこんでくる。そして数日後、学生たちが主催する集会の最中に、彼女は本当に拉致された。ところが、この事件は思いもよらぬ展開を迎え、ついには殺人へと発展する!謎解き職人作家ディヴァインが誘拐テーマに挑んだ、最後の未訳長編。
著者等紹介
ディヴァイン,D・M[ディヴァイン,D.M.] [Devine,David McDonald]
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。1980年没
中村有希[ナカムラユキ]
1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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