創元推理文庫<br> 運命の証人

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創元推理文庫
運命の証人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488240127
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

法廷でひとりの男がまさに始まらんとする裁判の審理を見守っていた。男は弁護士だが、この場所にいるのは二件の殺人の、ほぼ有罪が確定した被告としてだった。ことの始まりは六年前。駆け出しの事務弁護士としてキャリアをスタートさせたばかりの男は、友人にある女性を紹介される。のちに妻となるその美女との出会いから、運命は狂いだしたのだ。迫真の法廷論戦と精妙な謎解きが合わさった、ディヴァイン中期の傑作本格ミステリ!

内容説明

法廷では、ひとりの弁護士が刑事裁判の審理を他人事のように眺めていた。彼は二件の殺人の、有罪が確実視された被告人としてそこにいるにもかかわらず。六年前、駆け出しだった男―プレスコットは、友人からある女性を紹介される。ひと目でその美女ノラの虜になったときから、彼の運命は狂いだした。四部構成の四部すべてに驚きが待つ、ディヴァイン中期の傑作本格ミステリ!

著者等紹介

ディヴァイン,D.M.[ディヴァイン,D.M.] [Devine,David McDonald]
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降も極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没

中村有希[ナカムラユキ]
1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

304
★★★★☆ やはり、ディヴァイン作品は安定した面白さだった。 いきなり主人公のプレスコットが殺人2件で裁かれている法廷シーンからスタート。 第一部で1人目の被害者が、第二部では2人目の被害者が明らかになり、なぜプレスコットが被疑者になったのかが明らかになる。 ここまでは抜群に面白かったが、第三部でプレスコットが無罪と判断される理由が曖昧な点と、真犯人が少し取ってつけたような人物だったのが少し残念。 プレスコットとハリエットの恋も大して応援できるものではなかったし…2022/08/07

W-G

290
何故か無性にディヴァインが読みたくなった。小説として、間違いなく面白い部類に入るとは思うが、本格としては…だいぶ柔な作り。解説で、主人公の再生テーマが、ディヴァイン作品に通低しているようなことが書かれており、一面、頷ける部分もある。しかし、今作のプレスコットは、流石に身勝手が過ぎる。むしろ、ノラが気の毒にすら感じた。せっかく法廷場面を盛り込んでいるのに、判決にまったく正当性がなく、ハリエットの証言を演出するためだけのものに堕している。第二の殺人に至る経緯も、ずいぶん雑な説明で済まされており、いただけない。2022/09/30

yukaring

71
冒頭の裁判のシーンから引き込まれあっという間に読んでしまった。2件の殺人罪で有罪を確実視されている被告人のジョン・プレスコット。裁判では証人達が彼に不利な証言を積み上げているのに彼はなぜ無関心なのか?。そもそものはじまりはジョンが親友の婚約者であるノラに虜になってしまった事から悲劇が幕を開ける。親友の謎めいた死や謎の脅迫者。彼の運命は刻一刻と破滅に近づいていく。ジョンの誘惑に弱すぎるダメっぷりは気に入らないが、ドロドロの人間ドラマと緊迫の法廷戦、謎解きの組み合わせが絶妙。意外な犯人にも最後まで楽しめた。2022/12/31

タツ フカガワ

61
弁護士プレスコットは2件の殺人で法廷の被告席にいた。一つは6年前に自殺と判断された親友の殺害。もう一つは数か月前に起きたプレスコットの秘書の殺害で、2件とも証言・証拠は彼の有罪を示していた。フーダニット小説のお手本のような作品で、真相へ一歩一歩近づいていくハラハラ感がたまらない。本書の前に読んだ『三本の緑の小壜』もそうだったけれど、悪女の造形がとても上手いですね。2022/01/11

stobe1904

49
【ディヴァインの本格ミステリ】安定して面白い本格ミステリを書き続けていたディヴァインの長編ミステリ。今回は謎解きだけでなく、緊迫した法廷シーンも読みどころのひとつだった。結末にいたる伏線の巻取りについては少し強引なところも感じたが、ディヴァインならではのストーリーの組み立てのうまさとテンポの良さで十分に補っていると思う。未訳も残り1作となったが、とても楽しみ。読めるのは来年だろうか?★★★★☆2021/07/23

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