出版社内容情報
法廷でひとりの男がまさに始まらんとする裁判の審理を見守っていた。男は弁護士だが、この場所にいるのは二件の殺人の、ほぼ有罪が確定した被告としてだった。ことの始まりは六年前。駆け出しの事務弁護士としてキャリアをスタートさせたばかりの男は、友人にある女性を紹介される。のちに妻となるその美女との出会いから、運命は狂いだしたのだ。迫真の法廷論戦と精妙な謎解きが合わさった、ディヴァイン中期の傑作本格ミステリ!
内容説明
法廷では、ひとりの弁護士が刑事裁判の審理を他人事のように眺めていた。彼は二件の殺人の、有罪が確実視された被告人としてそこにいるにもかかわらず。六年前、駆け出しだった男―プレスコットは、友人からある女性を紹介される。ひと目でその美女ノラの虜になったときから、彼の運命は狂いだした。四部構成の四部すべてに驚きが待つ、ディヴァイン中期の傑作本格ミステリ!
著者等紹介
ディヴァイン,D.M.[ディヴァイン,D.M.] [Devine,David McDonald]
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降も極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没
中村有希[ナカムラユキ]
1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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