出版社内容情報
とびきりの謎、入荷しました。
姉妹と看板猫が切り盛りする書店。
ある日、クリスティ好きを名乗る男が殺されて……
謎解きの鍵はクリスティの推理劇?
書店ミステリシリーズ最新作!
本好きと本好きを、本の好みをもとに結びつける──書店を切り盛りするエリーは、姉のメグとともに、そんな趣向の図書館デートに参加するはめになった。その翌日、火かき棒で殴り殺されたメグのデート相手が発見され、麓(ふもと)の劇場では第二の事件が……。手がかりはクリスティの推理劇『ねずみとり』の脚本? 美しい雪山を舞台に人間関係の糸が絡み合う書店ミステリシリーズ第二弾! 訳者あとがき=谷泰子
内容説明
本好きと本好きを、本の好みをもとに結びつける―書店を切り盛りするエリーは、姉のメグとともに、そんな趣向の図書館デートに参加するはめになった。その翌日、火かき棒で殴り殺されたメグのデート相手が発見され、麓の劇場では第二の事件が…。手がかりはクリスティの推理劇『ねずみとり』の脚本?美しい雪山を舞台に人間関係の糸が絡み合う書店ミステリシリーズ第二弾!
著者等紹介
谷泰子[タニヤスコ]
和歌山県生まれ。1987年大阪大学文学部卒業
クレア,アン[クレア,アン] [Claire,Ann]
2022年、『雪山書店と嘘つきな死体』で小説家デビュー。現在はコロラドに居を構え、飼い猫とともにキッチンの窓から雪山を眺めて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
500
一作目がわりと好みだったので楽しみにしていたシリーズ。ミステリ好きの憧れをダイレクトに反映させた設定や、街並みの雰囲気などは◎。キャラクターも面白く文章も軽妙でいい。だがしかし、前作同様に、結局主人公は事件を解決しておらず、最後の方で勝手に犯人が馬脚をあらわすだけの展開はやや興ざめ。警察の動きもほとんど描かれず、恋愛要員以外の存在意義が皆無に等しい中で、主人公がほぼゴシップ収集だけで新事実にいち早く当たる様子が連続しすぎるのも微妙。被害者の掘り下げも不足しており、ミステリ面の品質向上を求めたいところ。2025/07/20
み
15
シリーズ2作目も、ちと好みでなく…。長すぎです>_<3作目は出ても手が出ない。2025/09/07
ツバメマン★こち亀読破中
14
シリーズ第二弾!コロラド州の高原のスキー・リゾートで「ブックシャレー」を経営するエリーと姉のメグ。2人はいとこが始めた本好きな人だけを集めたというお見合いパーティーに渋々参加。しかしメグとデートした相手が殺されて発見される。容疑者となった姉メグ。そして次々と不可解な出来事が…。今回も後半で書店猫のアガサ・C・クリスティがその名前に負けない働きをみせます。第三弾も楽しみ〜。2025/08/10
練りようかん
14
前作を読んだつもりで順序が逆になってしまったシリーズ2作目。愛書家同士の結婚仲介業をはじめたいとこ。クライアントが死に主人公の姉がヤバい立場になるも警察官の薬指をチェックする気勢が可笑しい。他にも赤ちゃん感丸出しの脇役たちに引っ掻き回されるのだが、憎みきれない困った人達に思えるつくりがすてきだなと思った。章タイトルも作品名を織り交ぜオマージュは沢山、特にグランマの協力を“マープルする”と動詞化したのが面白い。犯人がわかると善意主張の偽善で嗚呼クリスティ的世界と叫びたくなり楽しくゾッとした。次はあるかな?2025/08/08
スイ
14
前作が良かったので、2作目を楽しみにしていた。 もう目次で笑ってしまい、そのまま軽妙な語りを追いかけて作中へ。 楽しかったー! 語り口も好きだし、様々な本への愛がこれでもかと詰め込まれているのも嬉しい。 ブッククラブメンバーの影が薄かったのはちょっと残念だったけれど、パワフルグラニスがたくさん登場してくれたのは嬉しかった。 グラニス好き! でも、事件の真相はちょっと置いて行かれた気持ち。 前作の好きだったところは、真相が判明した瞬間に、時折垣間見えていた犯人の人間性と一致して、ああ!となったところだった。2025/07/19
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- 和書
- おやじ、頼む死んでくれ