内容説明
ホテル暮らしをしているわたしに、友人のセルマが助けを求めてきた。離婚調停中の夫の手に、別の男性に出したラブレターが渡ってしまった。ついては偽メイドとして夫の屋敷にもぐりこみ、ラブレターを奪い返してきてほしいという。首尾よく屋敷に入ったはいいものの、慣れない家事や謎めいた住人に翻弄され続けるわたし。そのうえ殺人事件まで起きて…。コミカルなミステリ。
著者等紹介
三橋智子[ミツハシトモコ]
1965年横浜市生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hydrangea
17
1930~1940年代の設定ですが、この作家の作品では、人が死んでいるのにそれほど緊迫感を感じずに(!)読み進められるという気楽さが漂っています。主人公は、正直如何なものかと感じる部分が無いわけでは無いのですが、結局ラストが気になって読み進めてしまいました。こちらも邦題がなんとも味を出しています。創元からはコニス・リトルの作品があと1冊出ているようなので、そちらも読んでみようと思います。2015/04/25
ごへいもち
11
なんということはないけど好きなミステリー2010/03/22
けいちゃっぷ
10
これが噂のコージーミステリ?書かれた時代のせいか、悲惨な殺人事件なのになんとなくほのぼのとしてます。こういうミステリもたまにはいいですね。289ページ 2011/04/03
りゃ
6
まず主人公がそんなにいい子じゃない。サボりまくりで態度もデカイ。次に登場人物もいい人がいない。心を許してないから情報を共有できなくて事件がちっとも前に進まない。……といった感じなのですが不思議と面白かったです。作者の他の作品の主人公の性格が気になるので読んでみます。2012/08/10
霞草
6
表紙にひかれて手にとった本。想像していた以上に面白かったです。最初は主人公の性格が好きになれなかったけど読んでいくうちにどんどんカリーの魅力にハマっちゃって(笑)もうカリー可愛すぎるっ!ミステリー読んでるはずなのに事件のことはすっかり忘れて、カリーとアランの恋の行方が気になってしょうがなかったです。あとものすごくエマを読んでみたくなった。完結してるみたいだし、買いに行かなければっ!2010/05/30
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