創元推理文庫<br> 夜明けを探す少女は

個数:
電子版価格
¥1,386
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
夜明けを探す少女は

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月03日 11時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488221058
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0197

出版社内容情報

十六歳の冬、わたしは姉の死の真実を探しにゆく。
盗みも撃ち合いもない世界に憧れた姉が、
犯罪に手を染めたはずがない。
姉妹の絆が胸を打つ傑作ミステリ!
23年MWA賞最終候補作

世の中には、夜になっても鍵をかけない家があるのを知ってる?――シカゴの高校に通う黒人の少女ボーは、卒業を機にこの街を出ると決めていた。絵の才能を活かし、盗みも撃ち合いもないどこか遠くへ行くのだ。そんなある冬の未明、姉のカティアが不法侵入の疑いで警官に射殺された。外の安全な世界をボーに語り聞かせてきた姉が、犯罪に手を染めるはずがない。ボーは姉の無実を証明するため、現場から消えた姉の恋人を探し始める。ひたむきな少女の調査行、そして成長と旅立ちを描く、アメリカ探偵作家クラブ賞最終候補作!

内容説明

シカゴの高校に通う黒人の少女ボーは、卒業を機に街を出ると決めていた。絵の才能を活かし、盗みも撃ち合いもないどこか遠くへ行くのだ。そんな十六歳の冬、姉のカティアが不法侵入の疑いで警官に射殺された。外の安全な世界をボーに教えた姉が、犯罪に手を染めるはずがない。無実を証明するため、ボーは消えた目撃者を探しはじめる。姉妹の絆が胸を打つMWA賞最終候補作!

著者等紹介

グッドマン,ジュリアナ[グッドマン,ジュリアナ] [Goodman,Juliana]
アメリカのイリノイ州、ブルーアイランドで生まれ育つ。2014年に西イリノイ大学で英文学の学位を、17年にパデュー大学でフィクションライティングの修士号を取得。22年『夜明けを探す少女は』でデビューし、同作は翌年のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞YA部門の最終候補作となった。現在はオーバーリン大学でクリエイティブライティングの教鞭を執っている

圷香織[アクツカオリ]
上智大学国文学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

74
貧困層が暮らす低所得者用団地に住む黒人の女子高生ボーが主人公。姉が白人警察官に射殺される。巻頭から綴られるボーの深い悲しみが胸を打つ。ミステリー色は少ないが、貧困、アルコール、ドラッグ、崩壊家庭、そして人種問題と未成年を取り巻く酷な現状が描かれている。その中でボーは怒り、それでも折り合いをつけ前に進んでいく。驚いたのは解説にある「ミステリーのジャンルで黒人作家が占める割合がとても低い」の一文。作品の発売国や作者の経歴を見る事はあっても、人種まで見る事はなかった。(2023年MWA賞YA部門最終候補作品)2024/03/22

鴨ミール

38
夏はYA小説を読むには最適な季節のように思えた。肌の色や、生まれた地域で、生まれたときから差別の対象として生きる少女。その暮らしにどっぷりとハマりながらもいつかはここを抜け出すことを夢見る。そうしたとき、姉が警察官により銃殺された。不法侵入を疑われた嫌疑で。そして、姉の車からはドラッグも見つかる。しかし、少女は姉の疑いを晴らそうと、姉のボーイフレンド探しをする。みんな、諦めの中で生きてることが怖いと感じた。声を上げることはほんとの勇気がいるし、自分を身を削るような思いが必要なんだろう。2024/09/03

しゃお

27
大好きな姉を不法侵入の疑いで白人警官に射殺された黒人の少女ボー。姉の無実を信じて現場にいたはずなのに消えてしまった姉のボーイフレンドを探し始めます。しかしその中で姉が亡くなった事で崩壊する家庭とボー自身の精神の危うさが胸に迫ります。とはいえ怒りや悲壮感だけでなく、親友たちや好きな人とのやり取りなど明るい面もあって等身大のボーの姿が見れるのが良かった。変えられない現実もあり、決して全てが良い結末を迎える訳ではありません。けれどもボーの揺れ動く心情は細やかで、その上で迎える前向きなラストが心地よかったです。2024/06/05

信兵衛

19
本作品の本質は、少女たちそれぞれの闘いを描くストーリーなのです。 本作は、同じように困難な状況にある少女たち、少年たちに、勇気や希望を与える作品になっている、と信じたい。2024/08/21

ろくいち

19
不法侵入の疑いで警官に姉を射殺されたボーが、姉の無実の証明のために行方不明の姉の恋人を探す。テーマの割に文体や雰囲気がえらくカジュアルだな、と思っていたら、途中でMWA賞YA部門の候補作と気付いて納得。確かに真相よりも、その過程が重要視されてる感じ。でも、ボーの怒りや激しさがよく伝わってきて良かった。SNSを使って手掛かりを探すのは、自由研究シリーズのピップを思い出すけれど、ボーは切実さが違う。底辺といわれる場所に住むボー達には貧困や人種差別などの困難がつきまとう。どうしようもない現実が重かったけれど。2024/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21813674
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品