創元推理文庫 修道女フィデルマ<br> 昏き聖母〈下〉修道女フィデルマ

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創元推理文庫 修道女フィデルマ
昏き聖母〈下〉修道女フィデルマ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488218270
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

証人の少女は行方不明、
当日の夜警は事故死
捜査は難航を極める、
そして処刑を目前に
エイダルフが牢から消えた
王女にして法廷弁護士、修道女フィデルマが謎を解く

ラーハン王のブレホンはフィデルマとは因縁の仲。事態は絶望的だったが、フィデルマは諦めなかった。事件のあった晩について調べるうちに、次々と不審なことが判明する。さらに処刑を目前にエイダルフが牢から消えてしまった。誰かがエイダルフを助けるために連れ出したのか、それとも何らかの理由で消そうとしているのか? 謎が謎を呼ぶもつれた事件をフィデルマはどう解き明かすのか。そしてエイダルフの運命は。シリーズ第九弾。

内容説明

ラーハンのブレホンはフィデルマとは因縁の仲。処刑延期の訴えを却下され状況は絶望的だったが、フィデルマは諦めなかった。捜査を続けるうちに次々と不審な事実が判明し、さらに処刑を目前にエイダルフが消えてしまう。誰かが彼を助けようと連れ出したのか、それとも牢から出して殺そうとしているのか。謎が謎を呼ぶ事件をフィデルマはどう解き明かす?人気シリーズ第九弾。

著者等紹介

田村美佐子[タムラミサコ]
1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

38
ああうっとうしい!素直に君たち相手の事が好きだと言えんのか!あなたと一緒にいたいからカンタベリーに行きますって言えばいいだけなのに。お姫様難しい!おつきのエイダに、自分が完全に見落としていた事実を指摘され苛立ちを見せようとしたものの、彼の意気揚々とした姿を見て咎めるのをやめるとか、相変わらずお姫様気質。いいのかエイダルフ本当に彼女で?証人の少女は行方不明、当日の夜警は事故死、そして処刑を目前にエイダルフが牢から消えた。2023/04/14

ぽんすけ

27
下巻も話の流れがジェットコースターでハラハラしどうしだった。エイダルフの危機回避能力がすごすぎる。本当に間一髪で絶体絶命のピンチをかわしていくので思わず笑ってしまった。犯人はなんとなくこの人かなって思ってた人がそうだったんだけど、ブレホンとしても人間としてもどうなの?って感じてたファルバサッハが最後ガツンと痛い目をみたのが本当にすっきりできてよかった。フィーナマルもハイキングにしっかりとお灸をすえられてほしい。さて最後に我らがエイダルフがやっとやってくれました。フィデルマに一緒に行こうって(涙)よく言った2023/05/30

rosetta

21
間違えて書いた感想を消してしまった※sigh※2023/04/25

アリーマ

17
頭脳明晰で美貌の王女にして、高位の弁護士でもある修道女フィデルマが、古代ケルト世界で殺人事件の謎を解く。このシリーズ、背景にある様々な文化歴史状況がとても面白いのだがリーダビリティが今ひとつだった。主人公のフィデルマ自身も完璧で情緒に揺らぎがなさすぎて人物としての魅力が今ひとつ…と思っていたら本作でいろいろ変化が。フィデルマ自身も悩んだり取り乱したり。全く進みそうになかったエイダルフとの関係も、漸く一歩前進。本シリーズで一番読みやすい一作のように思う。さて、これなら読み逃してた前作を読まないと!★★★★2023/05/27

きょん

13
王や権力者をはじめ周囲は敵ばかりで、これまでフィデルマを守る根拠であったフェナハス法そのものが認められないという危機的状況の上、次々襲い掛かるピンチにハラハラし通しだった。やっと想いを通じ合わせた二人だけど、そのまますんなりラブラブとはいかない感じ。2023/07/16

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