内容説明
権威あるグルメ・ガイドブックの覆面調査員パンプルムース氏は、元パリ警視庁刑事。味にうるさい愛犬ポムフリットは老犬ホーム送り寸前で彼にひきとられた元警察犬。とあるホテル・レストランの味のチェックに来た珍コンビに出された期待の皿には、なんと首が!生命を、おまけに貞操まで狙われながらも、パ氏が怪事件に挑む。超傑作ミステリ。
著者等紹介
木村博江[キムラヒロエ]
1941年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うまる
38
くまのパディントンの作家さんが、大人向けに書いたミステリらしいですが、大人向けって…ど下ネタやないか~ぃ。ちょとちょっと事件はどうなったのよ?ってくらい、事件とは別の事でドタバタするのに、気付いたら全方面巧い具合に解決してるのには驚きました。中間のアレコレは幻だったんだろうかと、狐につままれたような読後感です。元刑事と元警察犬のコンビだけど、全く硬派な話じゃないので、気楽に読めるのも良い所。続きもそのうち。2022/06/28
たち
31
「くまのパディントン」の作者が、こんなお色気ミステリーを書いていたとは知りませんでした。お色気ミステリーというよりは、下ネタ満載のドタバタコメディといった感じでしたが…。知らないで読むと「何、これ」って思いますが、分かって読めば、大変楽しいミステリでした!2017/07/18
本木英朗
26
元パリ警視庁刑事のパンプルムース氏は現在フランスでもっとも権威のあるグルメガイドの覆面調査員。味にうるさい元警察犬のポムフリットを相棒に、今宵もとあるレストランで味のチェックに余念がありません。しかしお待ちかねのメインディッシュの蓋を開けたその時、彼の目の前には見知らぬ男の生首が!! その後も幾度となく何者かによって彼自身の命と、そして貞操が危険に晒されてしまうのでした。果たしてこの大騒ぎの決着は如何に…。
うたかたの日々
26
料理がうまそうで、そして愛犬も登場、そしてフランス自分が好きなものばかりなのに、遠回りの表現が多くなかなか話に引き込まれず。良くもなく悪くもなく続き読んでいくかビミョーです。2018/06/27
ちげー
19
美味しい料理がたくさん出て来るミステリー。 でも、外国の食べ物なのでおなじみと言われても、名前だけでは想像がつかない(笑) シリーズになってるみたいなので、続きを読んでみたいな。2019/03/01