出版社内容情報
1986年ノードコステル島。女性は頭だけ出して、生きたまま砂浜に埋められていた。波が容赦なく身動きのできない女性を襲う。警察大学のオリヴィアは、夏休みの課題で未解決の事件を調べていた。刑事だった亡き父が、二十数年前にノードコステル島でおきたその事件を担当していたのだ。オリヴィアは話を聞こうと父親の部下だった男を探すが……。マルティン・ベック・シリーズのシナリオを手がけた人気脚本家が放つ衝撃のミステリ。
シッラ・ボリリンド[シッラ・ボリリンド]
ロルフ・ボリリンド[ロルフ・ボリリンド]
久山葉子[クヤマヨウコ]
内容説明
警察大学の学生オリヴィアは、夏休みの課題で未解決事件を調べていた。刑事だった亡き父が、二十数年前に担当していた、ノードコステル島の砂浜に臨月の女性が生きたまま埋められ、溺死させられた、残酷な殺人事件だ。オリヴィアは話を聞こうと、当時父親の同僚だった男を探すが…。“マルティン・ベック”シリーズのシナリオを手がけた人気脚本家コンビが放つ衝撃のミステリ。
著者等紹介
久山葉子[クヤマヨウコ]
1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
53
警察学校3年の女が探偵❓❓安っぽい感触、出だしから海外3流DVD風展開で食いつき辛い。漫画で言えばコマ割り雑過ぎ・・いくら脚本家夫婦とは言え、読まされる身になっていない感120%。シャクに触るがメモを図式化、新たに人が出てくるたび背景を追加。それとマンケルお馴染みとなった、この作品でもノードコステル島やストックホルム市内の地図が欲しかった。エスコート業(売春斡旋)の人物、コンゴ キンシャサのMWMなる経済保障問題絡みの採掘、ホームレスとマガジン販売、襲撃事件、一見無関係の様な切り口がどう繋がって行くのか?2022/07/24
しゃお
29
警察大学の学生オリヴィアが主人公ではあるけど、いくつもの視点で描かれているので主人公色は薄いですね。警官であった父が手掛けていた未解決事件に関わるオリヴィアは事件を調べるうちに何を発見するのでしょうか。なかなかリーデビリティが高いので、一気に読み進めて・・・下巻へ!2017/02/17
あっちゃん
28
警察学校の課題で過去の事件を調べる女学生、元刑事の亡き父の未解決事件で砂浜に生埋めにされた妊婦のコールドケースを調べるうちに…ホームレス暴行事件や各登場人物、それぞれの視点から思わせぶりに進められていくのが、まどろっこしい気もするけど、それも先を読ませる手法かな?視点の切り替えが多いので時間をおくと解らなくなりそうなので急いで下巻へ(笑)2017/04/11
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
25
また地下下水道が!ミステリーの必須アイテムになったの?とりあえず下巻へ。2017/03/15
ほちょこ
24
タイトル=事件。素晴らしく分かりやすい(笑)が、のっけから登場人物がワンサカてんこ盛り。それを少しずつ紐解くかのように分類していくかのようなストーリー展開。警察学校のお嬢ちゃんの好奇心冒険だけでは終わらない物語に、ドキドキしながら下巻へ。2017/04/27