創元推理文庫
沈黙の果て〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488211066
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ヨークシャーの館で親密な休暇を過ごしていた三組の家族、だったが、ある明るい一日、中心的な女性と男性二人、そして子供が死体となって発見された。誰がなぜ? 異様な緊張感で複雑な人間ドラマが描き上げた傑作ミステリ!

内容説明

古い屋敷で発見された五人の惨殺死体。楽しかったはずの休暇にいったい何が起きたのか?夫たちを中心に集まる彼らは、周囲からはうかがい知ることのできない問題をそれぞれに抱えていた、夫婦間に、親子間に。そして親密すぎるほど親密だった三人の夫たちの結びつきには驚くべき秘密が…。人間ドラマを描いて右に出る者がいない、ドイツの国民的作家による圧巻のミステリ!

著者等紹介

リンク,シャルロッテ[リンク,シャルロッテ] [Link,Charlotte]
1963年ドイツのフランクフルト生まれ。大学進学前、19歳で歴史小説家としてデビュー。大学では法学を学ぶ。1999年刊の『姉妹の家』で初めて「シュピーゲル」誌のベストセラー・リストに。以後、今日までベストセラーを連発し、国民的作家として活躍を続けている。現在はヴィースバーデンで夫と暮らしている

浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

51
図書館本。犯人が後半まで分からず、結末が知りたくてうずうずしながら読んだ。予想していた人は犯人ではなく、二転三転。病んでる人が多い話だった。また、ジェラルディンが何故あんなにフィリップに執着してたのか、最後まで謎だった。2023/01/04

Betty

40
海外版「(血みドロの)渡る世間は鬼ばかり」人間関係の綻びが終始ざわざわと落ち着かない。もう、距離を置いちゃいなよーと、呟きながら目が離せない。久し振りに深夜まで読みきってしまった。そして暫く眠れない!いやはや凄い作品でした。泥沼の中で、ほっこりした存在の仔犬バーニー。上手いなぁ2016/09/24

yoshimi

30
ドイツの国民的人気作家とのことで期待して読み進めた。とにかく人物描写、心理描写が緻密で重くて暗くて圧倒される。日本でいうところのイヤミスの部類に入るだろう。ミステリとしての謎解きには重きを置かれていないようで、少しツッコミどころもありつつ読了。2015/01/30

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

28
いやーもー、何ていやな友達中毒の人達だろう。読んでて苦しくなったよ。ストーカーじみた、モデルもすごい。でもこれらの人達は確かにリアルにいるのだよ。2015/05/04

barabara

24
犯人は…なさそうでありそうなパターン。最後は映画みたいだったけど、ストーリーの軸がぶれてなかったので、上下巻一気に集中できるレベルだった。2014/11/23

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