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創元推理文庫
緋の収穫祭

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  • サイズ 文庫判/ページ数 605p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488207076
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

壊れた幼女の墓から、そこで眠っているはずのない二人の子供の遺体が発見される。「血の収穫祭」という因習的な儀式が残る町で、かつて何があったのか。戦慄の傑作ミステリ。

内容説明

「血の収穫祭」と呼ばれる伝統的な儀式が残る英国の小さな町。ある日、教会の墓地の塀が崩れて、そばにあった幼い少女の墓が壊れてしまう。だが墓からは、そこに眠っているはずのない二人の子供の遺体までもが発見された。少し前まで土には埋められていなかったようで、頭蓋骨には酷い損傷があった。この地でかつて何があったのか?血塗られた町の秘密を暴く戦慄のミステリ!

著者等紹介

ボルトン,S.J.[ボルトン,S.J.] [Bolton,S.J.]
英国生まれ。デビュー作の『三つの秘文字』がMWAのメアリー・ヒギンズ・クラーク賞にノミネートされ、好評を博す。二作目の『毒の目覚め』で同賞を受賞。さらに三作目の『緋の収穫祭』とあわせて三年連続ノミネートという快挙を果たす。『緋の収穫祭』はCWAの最優秀長篇賞など多数の賞の候補になり、新進気鋭の作家として高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

53
「血の収穫祭」という謎めいた風習の残る田舎町、墓地より発見されたあるはずのない子供の遺体。と土俗ミステリ好きな私にとっては、あらすじだけでおかわりが出来そうな一冊。内容は前半はホラー、後半はサスペンスと一冊で二度美味しい。しかもそれぞれ上質のホラーとサスペンスなのが実によろしい。前半のありえないシチュエーションが後半謎解きによって紐解かれていくというのは、何となく三津田信三を思い起こさせる。惜しらむはラストが駆け足なため、尻切れ蜻蛉っぽい印象を受けた事かな。それにしても子供と土俗ってのは相性がいいなあ。2014/05/25

ナミのママ

52
なかなかのホラーだった。イギリスの小さな町。ずっと閉鎖されていた教会が再開される事になり司祭がやってくる。同じ頃、教会墓地の隣りに若い一家が家を建てた。何かがいる気配を感じる子ども達と司祭。そして雨の夜、墓地の塀が崩れて掘り起こされた墓から新しい子どもの2遺体が見つかる。…宗教色が濃く、閉鎖的な町と人間関係が鍵。多分これが気になる人には退屈に長い作品かもしれない。この作家の書く不気味さが個人的にすごく好き。異国の異世界に迷い込んだような読書タイムだった。2021/08/14

ホームズ

32
ホラーのような展開で楽しんで読めた(笑)前半は少し人物を把握するのに苦労した部分はあるけど、慣れてくれば一気に読めた(笑)事件の真相も予想外で良かったし、他の作品も読んでみたいな~。2014/04/25

キムチ

31
**ボルトンらしい異国臭溢れる「やや」ホラーチック作品。相変わらず「…収穫祭」は取ってつけた感ありあり2024/08/20

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

29
何というおどろおどろしいミステリーだろう。イギリスの墓場、廃墟の教会、地下の遺体霊廟、古い井戸などが舞台。陰惨な祭りや少女達の骨。その真相も期待を裏切ることなく、この上なく陰湿極まりない。精神科医の女医が出てくるが、これがいまいち素人っぽくて、「こんな事プロが言うのか?」と思った事だけが残念。2015/07/06

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