出版社内容情報
貸切バスでメキシコ旅行へ出発した、アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志。だが一行は旅先でも事件に遭遇し……!? 老人探偵団シリーズ第8弾。
内容説明
入居者向け娯楽活動の不毛さに音を上げた高級老人ホーム“海の上のカムデン”の面々は状況の改善に乗り出し、スペイン語講座、さらにはメキシコへのバス旅行が実現のはこびとなる。アンジェラとキャレドニア以下参加者一行11人は、添乗員つきツアーをおおむね楽しんでいた…新入りの老婦人が、突然の死に見舞われるまでは。老人探偵団が異国の地で大騒ぎする、シリーズ第八弾。
著者等紹介
ソーヤー,コリン・ホルト[ソーヤー,コリンホルト] [Sawyer,Corinne Holt]
アメリカの作家。ミネソタ大学を卒業後、イギリスのバーミンガム大学に留学、シェークスピア研究で博士号を取得。帰国後はサウスカロライナ州のクレムスン大学に26年間勤める。その間、放送作家兼女優として多数のテレビ番組にも関わった。大学を辞めたのちはカリフォルニア州カールスバッドにある老人ホームに入居。1988年、同所をモデルにした高級老人ホーム“海の上のカムデン”が舞台となる『老人たちの生活と推理』を発表。ミステリ作家としてデビューする
中村有希[ナカムラユキ]
1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
58
<海の上のカムデン>版トラベルミステリ。御一行、スペイン語ヒアリング勉強旅行(二泊三日旅行3分割)でメキシコへ(ただし観光客なので大半英語)。おなじみのメンバーが自分達なりの(そして老人であるからこその)旅行の楽しさを見出してるので、旅行のドタバタとテンションで十分楽しめます(闘牛ってこんなだったんだ・・・)。犯人は見当は付いたけど予想以上にぶっ飛んだやつよ・・・。相対するアンジェラ、本当にタフであることよ・・・。そしてキャルはどっしりであることよ・・・(マーティネス警部補どれだけ心配しても足りない!)。2022/07/31
DONA
37
シリーズ最終巻。まだまだ続けられそうなのに残念です。今回はカムデンを飛び出し、旅先で事件が発生します。犯人は何となくわかるのですが、アンジェラの危機がいつもより多くてドキドキしました。2015/04/16
ごへいもち
34
こんなリッチで元気な老後ならうらやましい。映画「カルテット!人生のオペラハウス」みたいな高級老人ホーム。これがシリーズ最終巻ということでどんな結末かなと思ったが単に次が出ていないということらしい。あとがきにあるように表紙イラストが魅力の一つ。2015/03/12
寧々子
31
かなりの間、旅行記を読んでいるみたいでした! メキシコのティファナやエンセダナの街の活気あふれる賑わいが感じられて楽しかった♪ お馴染みの入居者たちが旅行に参加しているので楽しかった♪ 旅行に行くたびに警察が訪ねてくる事態に見舞われるのですが、犯人は途中でわかっちゃいました。 でも、犯人とか事件の真相とか、ミステリーとして面白かったとかどうでもいい! だって、どうやらこの巻で終わりみたいなんですから! もう、大好きなアンジェラとキャレドニアのコンビに会えないんだもの~ 淋しい!2017/03/26
じゅり子
29
大好きカムデンシリーズがとうとう終わってしまいました(涙)。この高級老人ホームの個性的で元気な面々ともお別れ…でもまた一巻から読めばいつでも好きなときに会えるというものです。グローガン翁は相変わらずの酔っぱらいだし、ブライトン翁は股関節の手術も済んでメキシコ旅行に参加!全盛期のギルバート・ローランドにそっくりというマーティネス警部補もいい男っぷりで(検索したらギルバート・ローランドってものすごくラテンなハンサム。アンジェラやキャルでなくても贔屓にしたくなる・笑)。カムデンの皆にシェリーで乾杯!2015/03/14
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