創元推理文庫
フクロウは夜ふかしをする

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  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488203047
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

一人目は自販機業者、二人目は庭師…。お年寄りが優雅な老後を過ごす高級老人ホーム“海の上のカムデン”で連続殺人が発生。事件の手掛かりを掴もうと、アンジェラたちはさっそく行動を開始した。刑事がいくら危険だ邪魔だ迷惑だと言って聞かせたところで、もちろん思いとどまってくれるはずもない。元気いっぱいの老婦人たちが、探偵きどりで連続殺人の謎に挑戦。好評第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

66
<海の上のカムデン>第三の殺人(オペラ座館みたいに言うな!シャンデリア落としのお家芸ないだろ!)。マーティネス警部補の本人達には言わないアンジェラとキャルへの親愛がのっけから(本人達に言ったら探偵行為止めないからな)。さては刑事さん達ベンソン刑事部長があのミス・マープル達に振り回されるの半ば面白がってるな。と笑いつつ食事の多さに飯テロ刺激されつつも、ミッシングリングが明かされ、シリーズ一えげつない犯人が・・・犯人にそれ言っちゃ駄目アンジェラっ! シリーズあるから助かるとわかっているのにハラハラした!!2022/07/22

おか

21
老人ホーム〈海の上のカムデン〉シリーズ第三段 今回 アンジェラは 大変な目に会う、主人公じゃなかったら その死を予想したかも、、、犯人には 全く同情の余地なし!カムデンには 200人も入居者がいるということを知ったが 中途半端な人数より この位多い方が 私は良いかな、だって 全員と仲良くやろうなんて努力をしなくてすむから。アンジェラとキャルの この相手の性格や生活を尊重しながらの親友という この関係 大好きです。中村有希さんの 翻訳も素晴らしい!英文で読んでみたくなった^_^2016/02/19

ごへいもち

16
美味しい食事の出るリッチで自由な老人ホーム。2022/11/16

ペルー

15
やっぱりお金が絡むと、恐ろしいことになるのかねぇ。カムデンでの暮らし、実はとっても憧れちゃうんだけど、お金持ちはやっかまれたりするからねぇ。アンジェラとキャルの会話は軽快で、読み出したら楽しかった!友情っていいなと思わせてくれるシリーズ。最初の別の刑事が担当する部分は必要だったんだろうか?今後に関係あるのかな?2015/04/13

bapaksejahtera

14
高級老人ホームコンプレックス「海の上のカムデン」を舞台に、大小凸凹の老女コンビが、素人探偵ぶりを発揮するシリーズも三作目。毎回殺人事件が出来した後、今回はさらに3人が殺される始末。いくら何でも、とは思うし、犯人ももう少しうまく立ち回らなくてはと感ずるが、それもどうでも良く思うほど愉快な作品。ストーリーの骨格は比較的単純なのだが、それを穴埋めする登場人物の老婆老爺の、老耄故にありがちな会話の冗漫さとボケぶりが、それをカバーして面白い。まだまだシリーズを追いかけても飽きないと思う。2024/09/12

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