創元推理文庫<br> 忘れられた花園〈下〉

個数:
電子版価格
¥999
  • 電子版あり

創元推理文庫
忘れられた花園〈下〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月21日 22時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488202064
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

祖母から英国コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した孫娘カサンドラは、祖母ネルの書き残したノートと謎めいた古いお伽噺集を手に英国に渡る。ネルはなぜ遠い地にコテージを買ったのか? ネルはいったい誰だったのか? 今はホテルとなった豪壮なブラックハースト荘、その敷地のはずれ、茨の迷路の先にあるコテージの手入れを進めるうちに、カサンドラは封印された庭園を見出す。そしてブラックハースト荘の秘密とは……? 解説=川出正樹

ケイト・モートン[ケイト・モートン]

青木純子[アオキジュンコ]

内容説明

祖母からコーンウォールのコテージを相続したカサンドラは現地へと向かう。1975年に祖母はなぜそのコテージを買ったのか?今はホテルとなった豪壮な屋敷の敷地のはずれ、茨の迷路の先にコテージはあった。そこでカサンドラは、ひっそりと忘れられていた庭園を見出す。封印されていた花園は何を告げるのか?祖母は誰だったのか?デュ・モーリアの後継といわれる著者の傑作。

著者等紹介

モートン,ケイト[モートン,ケイト] [Morton,Kate]
1976年、南オーストラリア州ベリに三人姉妹の長女として生まれる。クイーンズランド大学で舞台芸術とイギリス文学を修めた。夫と三人の息子とともに、ロンドン在住。2006年に『リヴァトン館』で作家デビュー

青木純子[アオキジュンコ]
1954年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はたっぴ

91
時代を往き来しながら物語は佳境へ向かう。この読書の感触は一昨年に読んだ『荊の城』のようだ。豪壮な屋敷の中で、朽ち果てた花園と共に封印された〝忌まわしい過去〟が明らかになるにつれて、真相の深い闇を想像して哀しい気持ちになった。それでも読むことをやめられない吸引力のある作品。祖母・ネルが知り得なかった過去を孫娘のカサンドラが探り当てる謎解きの部分と、イライザのお伽噺(とナサニエルの挿画)が深く結びついて頭を離れない。混沌としたまま迎えた最後に明かされる真実には溜息が漏れた。この物語の世界観がとても好きだ。 2018/02/26

ちょろこ

90
文句なしの読書時間だった一冊。次々と紐解かれていく女性たちの人生。毎回感じるけれど、女性の境遇、人生を描くのが実に上手い作家さんだ。時代背景、雰囲気、物語に寄り添うかのようなおとぎばなし、複雑な人間関係、入り乱れる心情、誰もが抱える秘密と、どれもこれも女心を刺激され、惹きつけられた。異国へと連れ出された気分で夢中にさせられた文句なしの作品、読書時間だった。導かれる真実と共に感じる彼女の心情。まるで迷路のようにあちらこちら迷ったはずの決断はせつないけれど間違ってなんかいなかった、そう思いたい。2018/09/19

naoっぴ

89
下巻の中盤からはもう止まらないぞの一気読み。その構成は、まるで宝石箱の中で複雑に絡み合った三本の古いネックレスが丁寧に解きほぐされていくような印象。バラバラの時系列は少しずつ近づき、母子三代にわたるミステリアスな繋がりが時空を越えて甦る。子と離れ離れになるときの身をよじるような痛みを想像し胸が苦しくなる。全ての謎が解けたとき、充足感にため息が出た。お伽噺の夢々しさ、ほのかなロマンス、さらにどんでん返しありの贅沢な一冊。綺麗な物語世界を堪能しました。2018/04/14

mii22.

73
とにかく夢中で読み耽った。祖母から相続したコテージには100年以上に渡る母娘の愛と憎しみと秘密が封印された花園あった。時代を往き来し少しずつ謎が紐解かれていく過程にも、その時代の情景描写や雰囲気にもどっぷり浸り、物語を読む醍醐味をたっぷり味わえた。読者を夢中にさせワクワクさせるストーリーは、昔お伽噺に冒険心好奇心をくすぐられ、ラブロマンスに憧れた幼い読者の自分を思い出させ、読書の楽しさに胸ときめかせた頃の幸福感を味わうことの出来た読書体験だった。2018/09/10

mocha

60
下巻に入ってスピードアップ!〈誰が〉〈どうやって〉までわかっていた謎だが、〈なぜ〉の部分こそがドラマチックだった。本当のいきさつを知る読者として、ネルとカサンドラが真相をつかめないままなのがもどかしい。秘密の花園は、土に眠る過去の上に花を咲かせ続ける。家族を奪われた3人のヒロインが拠り所を探す旅の物語。2022/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11747783
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品