出版社内容情報
その日はベックストレーム警部にとって人生最良の日だった。マフィアお抱え弁護士として警察を悩ませてきたエリクソンが死体で発見されたのだ。被害者は自宅で殺されたと思われ、死因は鈍器による殴打、部屋からは被害者が発射した銃弾の跡が発見された。だが奇妙なことに、主人が殺害された四時間後に、飼い犬が殺されていたのだ。エリクソンを恨んでいた人物は多数いるはずだが……。CWAインターナショナル・ダガー最終候補作。
内容説明
その日はベックストレーム警部にとって人生最良の日だった。マフィアお抱え弁護士として警察を悩ませてきたエリクソンが殺害されたのだ。死因は鈍器による殴打、同じ場所で被害者の犬の死体も発見された。だが奇妙なことに、犬は主人が死んだ四時間後に殺されていたことが判明。なぜ犯人はわざわざ引き返して犬を殺したのか?CWAインターナショナル・ダガー賞最終候補作。
著者等紹介
ペーション,レイフ・GW.[ペーション,レイフGW.] [Persson,Leif GW.]
1945年スウェーデン、ストックホルム生まれ。スウェーデンを代表するミステリ作家のひとり。犯罪学教授として、国家警察委員会の顧問も務めていた。1978年にデビュー作Grisfestenを発表。以降、何作ものミステリを発表している
久山葉子[クヤマヨウコ]
1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
54
女好き・酒好き・怠け者で人種差別主義者のとんでもない警官ベックストレームを主人公とした北欧ミステリ。職場内外での心のつぶやきは御下劣過ぎて不快なほど。それでいて、よほど見事に心の声を遮断し内心とは裏腹な表情で狡猾に立ち回っているのか、部下からは一定の信頼を得ているばかりか、世間的にも人気があるというから不思議だ。このベックストレームの天敵ともいうべき悪徳弁護士殺害にまつわる事件をどう処理していくのか、下巻へ。2024/07/04
むつこ
25
大嫌いな弁護士が殺害されたと電話が入る主人公・ベックストレームは喜んで捜査に参加するシリーズ3作目。といいつつも、毎日いろんな事件が起こるのは理解できるがいったいいつになったら主流に行くの?と、イライラ。どんどん流し読み状態。下巻、最後まで読めるかな。2022/08/10
tom
22
ベックストレームのいい加減でヘラヘラした仕事ぶりにイライラしながら読み続ける。そのために、ミステリーの中に入り込めないまま上巻は終了。ただし、前作でも上巻について同じような文句を書き、下巻は面白かったと書いていた。今回も同じ経過をたどるかもしれないという期待で下巻に進む。2022/05/04
kyoko
14
何なんだこのベックストレームって男は。ブツブツ言いつつ上巻を読んでしまった。おまけにこれで三作目。下巻も読んでしまうんだろうなあ。2023/11/01
み
14
下巻も続けて読んでしまい、どこまでが上巻だったか??2022/12/25
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