創元推理文庫<br> 終着点

個数:
電子版価格
¥1,500
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
終着点

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月04日 03時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488190095
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。死体がひとつ。見知らぬ男に襲われ、身を守ろうとして殺してしまったと女性は語る。死体は名も明かされぬまま、古びたエレベーターシャフトに隠された……謎に満ちた事件が冒頭で描かれたのち、過去へ遡(さかのぼ)る章と未来へ進む章が交互し、物語はその「始まり」と「終わり」に向けて疾走する! 英国ミステリ界の俊英が放つ衝撃的傑作。解説=三橋暁

内容説明

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。死体がひとつ。見知らぬ男に襲われ、身を守ろうとして殺してしまったと女性は語る。死体は名も明かされぬまま、古びたエレベーターシャフトに隠された…謎に満ちた事件が冒頭で描かれたのち、過去へ遡る章と未来へ進む章が交互し、物語はその「始まり」と「終わり」に向けて疾走する!英国ミステリ界の俊英が放つ衝撃的傑作。

著者等紹介

ドーラン,エヴァ[ドーラン,エヴァ] [Dolan,Eva]
イギリスの作家。エセックス州に生まれ、コピーライターやポーカーのプレイヤーとしても活躍する。十代の頃、未発表作を対象としたCWA(英国推理作家協会)賞デビュー・ダガーの最終候補になる。その後、警察小説Long Way Home(2014)でデビュー。同書はシリーズ化されて好評を博し、シリーズ5作目Between Two Evils(2020)がCWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガーの最終候補に選出された

玉木亨[タマキトオル]
1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書にクリーヴス「大鴉の啼く冬」「白夜に惑う夏」、ケリー「水時計」、サンソム「蔵書まるごと消失事件」、マン「フランクを始末するには」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

63
ロンドンの集合住宅の一室。一人の女性と男性の遺体がひとつ。ここで何が起きたのか?現在を起点に現場にいた女性エラと彼女が助けを求めたモリーの2人の視点が交互に描かれる。モリーはエラの未来を守るため死体をエレベーターシャフトに隠す。しかしエラの言う正当防衛は本当なのか?そしてエラの視点は事件から過去に遡りモリーの章では逆に未来へと時は進む。若き活動家のエラと彼女を母親の様に見守るモリー。過去と現在と未来が合わさり事件の真相が少しずつ明らかになっていく。「始まり」と「終わり」の物語は余韻を残しながら幕を閉じた。2024/09/25

stobe1904

29
【過去と未来を交互するミステリ】ロンドンで過激な市民運動に身を投じているエラとモリーだが、立ち退きを迫られた集合住宅で行われたパーティで男性に襲われたエラは殺害してしまうが…。過去に遡るエラの視点と未来に進むモリーの視点を交互に置き換えながら事の真相に迫る建付けに著者の意欲を感じるが、そもそものストーリー自体が冗長で、うまく活かしきれていないと思う。何がこの作品のコアなのか、掴めないまま消化不良で読了。★★☆☆☆2024/10/29

のりまき

26
社会改革の若き活動家エラの前の死体。同じく活動家であり、エラを手助けしてきた、エラの母の世代のモリーはエラのために死体の隠匿に手を貸す。が、エラの言動は矛盾があり、モリーは利用されたのだろうか、疑惑がモリーの中に巣食う。エラは常に嘘つきで、ただの金持ちのお嬢さんが何者かになりたくて、活動を利用しているのかと思ったら…。自分と年が近いモリーの孤独が身に染みて、エラを疑いつつもエラの正当を信じたくて苦しむ姿に同情する。 2024/10/18

グラコロ

21
空きフラットに呼び出されたモリーが目にしたのは、男の死体のそばで茫然と佇む活動家仲間のエラ。エラは不意に見知らぬこの男に襲われて、思わず殺してしまったと言う。そう、犯人はもうわかっている。そして、モリーがその男の顔を見ても誰だか知らないのがミソ。冒頭の事件からモリー目線はその後の経緯を、エラ目線はエラの過去を、現在と過去を交互に展開する。エラの過去を遡りながら殺されたのはこいつか、いやこいつか、なんだこいつだったんだとなる。まあ構成の勝利かな。普通の時系列だとなんてことのない話だけどね。2025/03/01

pulp

13
まず、登場人物一覧表がない! でも最後まで読むと、この判断には納得。カタカナの名前が苦手の人も、登場人物は多くないのでたぶん大丈夫です。冒頭で殺人が起こり、そこからエラの章は過去へ遡り、モリ―の章は時間どおり進む。全貌が見えてくる最終章は確かに面白かった。ただそこまでがなあ。活動家、いわゆるプロ市民の運動家たちが主要な登場人物なのだけど、個人的には、そういう人たちには1ミリのシンパシーも抱いていないのでちょっと辛かった。決して肯定的には描いてもいないし、そもそも、それが仕掛けの一部ではあるのだが。2024/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22053565
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品