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創元推理文庫
違いのわかる渡り鳥

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488190057
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ホテルの女主人ラークは、バードウォッチング中に友人が殺されるのを目撃してしまう。事件の手がかりは、渡り鳥と友人が商っていたコーヒー豆に!? 愛鳥家シリーズ第二弾。

内容説明

渡り鳥協会の大会で賑わうホテルの女性オーナー、ラークには気掛かりがあった。友人のカフェ店主エスターがホテルへのコーヒー豆の納入を、突然停止したのだ。その件を話し合う前に、バードウォッチングをしていたラークは、エスターが殺されるのを望遠鏡ごしに目撃してしまう!“野鳥に優しい”有機栽培コーヒーを商っていた彼女はなぜ殺された?鳥づくしのシリーズ第二弾。

著者等紹介

早川麻百合[ハヤカワマユリ]
立教大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

276
小説の舞台はコロラド州エルクパーク(おそらくは架空の町だと思われる)。物語の底流を貫流する軸となるのは、アメリカとメキシコを結ぶコーヒービジネス。そして、色取りを添えるとともに、もう一つの流れを形成するのが渡り鳥ウオッチャーたち。事件はこの町で全米渡り鳥協会の大会が行われている間に起こり、そして収束する。探偵役は当地のホテルのオーナーのラーク。いわゆる素人探偵ものだ。ミステリーとして読むなら論理性が欠如し、多分に情緒的だ。ここはむしろ、様々な渡り鳥がやって来るコロラドの風土感をこそ楽しむべきなのだろう。2017/06/21

川名真季

2
カフェの店主殺しから先進国が途上国の作物を不当に安く買う問題に至る途中に渡り鳥の観察の話が絡みます。読みやすく考えさせられるところもある話でした。2014/03/15

きうりっち

1
気楽に読めるけれど、知らなかったバードウォッチングの世界やコーヒー生産の裏事情など新しい知識が増えてそれなりに収穫のある本だった。本筋のほうは、あっけなく解決して物足りないが、たまに息ぬきに読む本としては品も良くていいのではないだろうか。登場人物に魅力のある人がいないのが残念だが。2014/12/19

Jinny

1
前作の主人公レイチェルの友人である、ラークがこの本の主人公。野鳥観察愛好家の立場からの環境保護の提案、コーヒーの有機栽培やメキシコの内乱のことも上手く絡めた良質のライトミステリ。コーヒーと野鳥がどう繋がるのかも、わかりやすく説明されている。前作よりよい出来だと思う。電子書籍化してこの本に出てくる鳥の写真がすぐ見られるとうれしいのだが。邦題はあのコマーシャルからきてるのね(笑)2014/07/01

ASKA

1
題材はさておき探偵役は典型的なコージーミステリの探偵だなぁ。しかしコーヒーってそんなビッグビジネスなのかー。2012/01/09

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