内容説明
騒々しかった休戦記念日の晩、ピーター卿はベローナ・クラブを訪れた。戦死した友人を悼む晩餐会に出席するためだったが、なんとクラブの古参会員、フェンティマン将軍が、椅子に坐ったまま死んでいる場に出くわしてしまう。しかもことは、由々しき問題に発展した。故人には縁の切れた妹がいた。資産家となった彼女は、兄が自分より長生きしたならば遺産の大部分を兄に遺し、逆の場合には被後見人の娘に大半を渡すという主旨の遺言を作ったいたのだが、その彼女が、偶然同じ朝に亡くなっていたのである…。謎が転調に転調を繰り返す長編第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
241
★★★☆☆ ウィムジィ卿シリーズ4作目。 やはりウィムジィのキャラが良いのでそこそこ面白く読めるのだが、プロットがありふれたもので小説としては特に目立つところはなかった。 ラストの円満解決感は嫌いじゃない。 犯人は深読みし過ぎて外したが、ストレートに考えれば多くの人が見抜けるレベル感であった。 とりあえずシーラみたいな奥さん欲しい😂2021/12/04
セウテス
61
ピーター卿シリーズ第4弾〔再読〕ピーターたちが行きつけのベローナ・クラブで、古参会員の老将軍がいつの間にか眠る様に亡くなっていた。同じ頃、老将軍の妹も自宅で静かに永眠に就いていた。では、どちらが先に亡くなったのか。妹の遺言書から、その順番によって莫大な遺産の行方が、大きく分かれてしまう。ピーターがその時間を調べる役となるのだが、やがて調査が進むと、老将軍の死に殺人の疑いが出て来る。ぐいっと惹き付ける出だし軽やかな展開、魅力的な人たちの会話にタイプの違う新しい女性たちの姿。本当に読みやすいシリーズ、大満足。2015/09/21
ぽんすけ
39
巨額の遺産を巡る殺人事件。容疑者は複数、一体誰が老将軍を殺したのか。怪しい人物が二転三転してて面白かった。遺産関係での殺人小説を読むたびに思うのだが、お願い、遺言書をもっと適切に作成してwまぁ今回も50万ポンドの遺産が全ての原因なんだけど、日本円換算で当時350億円くらい?そりゃ人も殺すわなと。だけど今回正直途中まで犯人がわからなかった。だってみんな怪しいんですもんw毎回言ってる気がするが、このシリーズピーター卿が警察の人間ではないというのが肝だと思う。犯人本人に選択肢を与えることができるのが彼しかいない2024/11/05
Tetchy
36
事件は小粒で、終わってみれば呆気ないほど、単純。ただ、ピーター卿がこの上なく女性に優しいのを今まで以上に実感し、読後感は非常に快い。登場人物としては何をさしおいてもアン・ドーランドが一番だろう。その理由は各自作品で確認して欲しい。また原題の「Unpleasantness」に込められた意味も非常に多種多様で、広告のコピーライターをしていたセイヤーズならではの題名である。翻訳の都合で「不愉快な事件」と名付けざるを得なかったのが非常に残念である。2009/07/15
藤月はな(灯れ松明の火)
28
まずは各章の名前がトランプ遊びの戦略に擬えているところが洒落ています。同じ時に相続人が死んでいた場合は遺産はどうなるのかという疑問からの死亡日時の確定ですがややこしい事実も判明して混迷しますがくたびれつつも終着しますのでご安心を。特に恋に悩み、多分、キュビズムをモチーフにして描いていたであろうアン嬢はピーター卿同様に心から応援したくなりました。2012/04/09
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