創元推理文庫
赤い拇指紋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488175030
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

50
〔再読〕フリーマンの作品は、兎に角読みやすい。実際に実験等を行って、徹底的に確かめる事が出来た真実しか書いていない為、その言葉には揺らぎがない。この様に丁寧に作品を作っているので、最近の知識だけをひけらかしてイベントで驚かせる作品とは根本的に違い、説得力を感じられるのです。ソーンダイク博士も、天才型探偵というだけではなく人間的にも優れた、しかもイケメンの探偵のはしりです。後半の裁判に於ける戦いの場面は、科学的に証明が成されるだけではなく、テンポ好く会話も考え抜かれた盛り上がりに、思わず一気読みでした。2015/05/01

内島菫

17
『オシリスの眼』『キャッツ・アイ』に続き、本書でも恋愛の要素が多分に盛り込まれており、その古風でおさえられた形の人工的な雰囲気は好きなのだが、多少のアレンジはあるもののヒロインが結局は美人であり、男性に受けが良い程度の賢さと心根の良さを持っているという定形を踏襲しているところが少々退屈。かえって、おっちょこちょいで脈絡なくしゃべり続け空気を読めないためみなからさけられがちなホーンビィ夫人のほうが私には魅力的であった。何よりソーンダイク博士の初登場とジャーヴィスとの初めての仕事という興味深い状況において、2021/06/12

本木英朗

15
フリーマン最初の長編が、この作品である。俺は高校・大学・社会人と3回読んでおり、今回で4回目である。しかし今回は半分くらいしか読めなかったようだ。ロンドンの貴金属会社で、ダイヤモンド盗難事件が起こった。現場に落ちていた紙には、血染めの指紋がくっきりと残されていた。この指紋が、経営者の甥でいずれは共同経営者となるはずの青年、ルーベンの左手の親指の指紋とぴったり一致したのだ……という話だが、うーん。一応最後まで読んだけれど、ちょっとねえ。まあ、5回目を10年後くらいに読もうと思う。2020/03/07

K

12
ソーンダイク博士デビュー作。扱う事件は指紋モノでシンプルで、結末の意外さよりも真相へいたるプロセスに重きを置いた作品。ソーンダイクやジャーヴィスのキャラも立っていて非常に楽しめる。2014/07/04

Kotaro Nagai

8
ソーンダイク博士シリーズの長編第1作。1907年の刊行。1907年当時はドイルもホームズものを連載している。ソーンダイク博士の長編は3冊目。面白かったです。当時の捜査における指紋の扱いがうかがい知ることができ、博士の極めて科学的な捜査と推理がドイルのホームズとは違った魅力がある。真犯人は早々にわかってしまうが、主眼は絶対的証拠となる指紋の扱いにある。裁判でのソーンダイク博士の証明は1907年という時代を考えると画期的。ワトソン役となる語り手(今回はジャービス)が渦中の女性を好きになるのはお約束なんですね。2024/05/03

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