創元推理文庫<br> 死んだレモン

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創元推理文庫
死んだレモン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 423p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488162054
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

車いす生活者のフィンが越してきたニュージーランド最南端の町。そこでは26年前に少女失踪事件が起きていた。事件から6週間後、隣家のゾイル家の土地から彼女の骨の一部が発見された。住人たちは逮捕されたが、遺体が見つからず釈放され未解決となった。事件とゾイル家の関わりは明らかなのに証拠がない場合、どうすればいいのか? ゾイル家の不気味な三兄弟を調べ始めるフィン。だが彼らに命を狙われ……。ナイオ・マーシュ賞受賞の斬新なデビュー・ミステリ!

内容説明

酒に溺れた末に事故で車いす生活となったフィンは、今まさにニュージーランドの南の果てで崖に宙吊りになっていた。隣家の不気味な三兄弟の長男に殺されかけたのだ。フィンは自分が引っ越してきたコテージに住んでいた少女が失踪した、26年前の未解決事件を調べており、三兄弟の関与を疑っていたのだが…。最後の最後まで読者を翻弄する、ナイオ・マーシュ賞新人賞受賞作。ニュージーランド発、意外性抜群のミステリ!

著者等紹介

ベル,フィン[ベル,フィン] [Bell,Finn]
1978年南アフリカ生まれ。法心理学の専門家として、南アフリカの裁判所や刑務所で被告人や受刑者の心のケアにあたっていた。その後ニュージーランドへ移住し、ウェリントンの刑務所で精神鑑定や受刑者のカウンセリングなどに従事する。2016年にパートナーとともに生活拠点を南島のダニーデンへと移し、専業作家としてのスタートを切る。2016年に『死んだレモン』Dead Lemons(2019年にThe Killing Groundに改題)をAmazon Kindleダイレクト・パブリッシングで発表し、ナイオ・マーシュ賞新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

95
下半身不随の主人公が崖から宙吊りの状態でいきなりクライマックスみたいな始まり方。そこに至る過程や現在を交互に語る手法は斬新。だけど隣家の極悪三兄弟の正体を巡る謎解きと、主人公の立直りを描くカウンセリング治療の場面のバランスがあまり良くない。馴染みのないNZの歴史を始めとした面白い題材なんだけど上手く調理できなかった料理のような感じで、ちょいと惜しいかなと思った次第。2022/07/30

stobe1904

86
【このミス2021 海外編第8位】ニュージーランド発のミステリ。冒頭からいきなり主人公フィンの絶体絶命の現在と5ヶ月前が交錯しながらストーリーが展開されていく。ニュージーランド南島の最南端の町リヴァトンで26年前に起きた少女とその父親の失踪事件を調べ始めるフィンに不穏な事象が次々と起きて…。ミステリとしても素晴らしいのだが、心理学者ゆえかこの著者は人間を描くことがとても上手い。ニュージーランドの風土豊かな優れたミステリを読んだ、そんな充実感を与えてくれた。他の作品もぜひ読んでみたい。★★★★★2021/01/19

星落秋風五丈原

82
作家と同名の主人公。どうしてそうなったかは解説にて。車いすの主人公が宙づりになった状態から物語が始まり、そこからどうしてそうなったかの過去編と現在篇が交錯。主人公の再生物語。2024/01/02

オーウェン

73
いきなり主人公が断崖絶壁で吊るされているという、大ピンチから始まるミステリ。 車椅子で生活するフィン・ベルは、ニュージーランドの港町の外れで暮らし始める。 だが隣家の荒くれ三兄弟に巻き込まれてしまい、それが冒頭のピンチに繋がっていく。 もちろんその過程までにしっかりと伏線がある。 ちょっとした出来事が実は…というやり方。 特に最後の10ページほどで明かされる真相は予想していなかっただけに驚いた。 前日譚があるらしく、邦訳されるのだろうか。2021/09/29

ひらちゃん

68
冒頭からこの状況。ピンチと徐々に明かされる過去に目まぐるしく、何処からどこへ繋がるのだろうと翻弄されまくり。いやはやゾイル兄弟怪しすぎて、もう犯人いるでしょ状態なのに。そうきたか!半身不随のこの主人公、作者と同じ名前のフィン・ベル。死んだレモンそのものだったのに、食らいつくなぁ。その道のプロらしく、心療カウンセリングの場面がやたら長くてサラッと読んだけど難点はそこだけかな。次作も読みたい。2022/07/26

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