創元推理文庫
過去を殺した女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 499p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488157050
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C0197

出版社内容情報

留守中の隣家の厩舎が火事になった。どうやら放火らしく、母屋も荒らされている。同日、市内の学校が放火され、さらに隣家で留守番をしていたはずの女性が、殺害されて発見された。彼女は放火された学校の元教師だった。2つの事件の繋がっているのか? 調べるうちに次第に明らかになる、殺された女性教師の意外な過去。両親との確執、父の死、娘の巣立ち、年下の恋人との関係と、自らも悩みが山積みの新聞記者ディクテが事件を追う。

エルスベツ・イーホルム[エルスベツ・イーホルム]

木村由利子[キムラユリコ]

内容説明

ディクテの隣家の厩舎が火事になり、同夜、市内の学校が放火された。さらに隣家で留守番をしていた女性が、惨殺死体で発見される。彼女は放火された学校の教師だった。二つの事件は繋がっているのか?調べるうちに次第に明らかになる、殺された女性教師の意外な過去。母との確執、父の死、娘の巣立ち、年下の恋人との関係と、自らも悩み山積の新聞記者ディクテが、事件を追う。

著者等紹介

イーホルム,エルスベツ[イーホルム,エルスベツ] [Egholm,Elsebeth]
1960年デンマーク、フュン島生まれ。オーフス大学で音楽理論を専攻するが、ジャーナリスト専門学校に入学し直し、新聞記者になる。1999年に作家としてデビュー、2002年に刊行された『赤ん坊は川を流れる』以降専業作家になった。脚本家としても活躍している

木村由利子[キムラユリコ]
大阪府出身。大阪外国語大学デンマーク語科卒業。北欧三国及び英米の児童書、小説の翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

34
1741-174-15 北欧ミステリーフェス№10 ディクテシリーズ第二弾。本国ではあと数冊発刊されているようだが邦訳されているのはこの二作のみ。一作目の女子会の流れをぶち切ってる感じ(笑)本筋のミステリー部分よりディクテの半生記みたいな感じになってしまっている(笑)2017/08/13

かもめ通信

18
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。デンマーク発の女性の日常生活に事件をからめた“フェミクリミ”。『赤ん坊は川を流れる』に続く女性新聞記者ディクテを主人公としたシリーズ第2弾だ。前作よりも事件は大きく残忍なものになっていてはいるが,やはりこのシリーズの読みどころは謎ときよりも主人公の胸のうち。本国ではドラマ化もされている人気作品。続きを読むのも楽しみだ。2016/08/02

ほちょこ

17
1作目「赤ん坊は川を流れる」がコージー的なミステリーだったので、デンマークにしては軽いなぁと思ってた。この2作目はそのイケイケ中年女3人組も影を潜め、主人公ディクテの精神面も絡み合わせたミステリに変身。本国ではシリーズもジャンジャン出てるみたいだし、養子に出された息子のスピンオフもあるみたいだし、こっちでもどんどん出してくださーい。2016/12/16

尾塚

8
デンマークのミステリー。主人公は女性の新聞記者。ある夜学校と厩舎が放火に。同夜学校の女性教師が殺害されて。連続女性殺人に。北欧ミステリーって本当に複雑な家庭が多いんですよね。普通の家庭ってないのといいたくなりませんか。本作に登場する女性も中学生や高校生で出産しちゃうなんて。捜査も殺害方法とかアリバイとかあまり重要視しない感じじゃないかなぁ。むしろ人間関係から攻めていくみたいな。面白く読みました。2016/09/21

まある

8
別サイト献本。物凄く読むことが辛かった。こんなに読むことに時間と労力をかけたことは無い。内容は普通のミステリー。少し前に流行った北欧作品。でも、主人公の設定などが合わない(好き嫌いということではなく)と読むことが辛いという当たり前なことに気づけた読書だった。献本でなければ間違いなく途中放棄していた。自分の過去に向き合う修行のようだった。2016/08/20

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