内容説明
野獣のように変貌した少年、枝角を頂く獣人の影、感染者を狂わせる未知のウイルス…奇怪な事件の元凶はクイラーか?パニックのさなかに帰ってきたのは、かつて彼のもとに身を寄せ、ポッターズフィールドを追われた男だった。スローター署長を拘束し武装蜂起するパーソンズ市長。戦場と化した町で署長たちに反撃の機は来るか?恐怖とアクションに満ちたマレル入魂の大作。
著者等紹介
公手成幸[クデシゲユキ]
1948年生まれ。同志社大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tetchy
13
さて元々1979年発表の作品だが、その頃の小説の特徴なのか物語の合間合間に挿入されるエピソードが実に色濃い。そして実に読ませる。まるでサーガを読んでいるような気分になる。物語は新種の狂犬病が町中に蔓延し、やがて市長に先導された町の住民はかつてヒッピーの巣窟だった鉱山町跡へと向う、と実に面白い構成なのだが、最後がいただけなかった。病気の初源のついては語られず最後の大団円。これはまさにデウス・エクス・マキナである。結末が曖昧だっただけに消化不良は否めない。完全版というには不完全燃焼の読書だった。2012/06/11
tai65
3
星4つ2019/11/27
tom
2
マレルの本だよねという感じ。あのランボーシリーズを思い出す。まあ,上巻,下巻,一気呵成の何だろ,スポーツをしているような読書。それはそれなりに面白い。図書館本。2010/04/04
こまい
1
なんだかんで俺達この町が好きだZE的、悩めるおっさんたちで溢れたお話でした。2011/01/08
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