創元推理文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 418p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488153120
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

リディアが誘拐された! 相棒の命を救うため、ビルは正体不明の犯人に指示されるまま、ニューヨークじゅうを奔走する。シリーズ史上最も緊迫した展開の連続で送る第10作。

内容説明

リディアを誘拐した―晩秋の朝、私立探偵ビルは突然の電話でそう告げられる。相棒を救うため、彼は正体不明の犯人が出すヒントを手がかりに、ニューヨーク市街を駆けまわる。猶予はわずか12時間。罠にかかり殺人事件の被疑者に仕立てあげられたビルは、警察と売春組織に追われながらも、頼れる仲間の力を借りて、リディアの居場所を突き止めようとする。緊迫の一日の結末は!?

著者等紹介

直良和美[ナオラカズミ]
東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほちょこ

19
リディア&ビルシリーズで一番の傑作!リディア誘拐でビルと共に活躍したライナスとその相棒、相棒の相棒、ギャングの親玉、リディアの親友の警官。このシリーズ始まって以来、初めて連携プレイの気持ち良さを体験した。2016/09/07

kyoko

18
再読。シリーズが次の段階に進むための弾みとなるような作品かな。IT関係も今日の状況に近くなってきて、「若くてちょっと変わってるけどめちゃくちゃITに関しての達人」の存在は、今ではまあよく見られる設定だけど、2010年の段階でこのキャラクターを生み出したのはやはりS.J.ローザンさんの凄さを感じる。2022/11/19

nagatori(ちゅり)。

11
リディアが語る巻では料理やお茶、そしてビルの巻ではピアノと彼の語る「愛しのリディア」の描写を楽しみにしている私ですが、今回のビル巻はそれらがほぼ皆無で、個人的にはそこが少し残念だったかなと。でもライナス&トレラ&ウーフが良い味でした。そしてミスター・ルーがいちいち格好良くてやられました…脳内で勝手に渡辺謙に変換しながら読んでしまいましたf(^_^;2014/07/30

tom

10
最新刊にたどり着いてしまった。これから先は、新刊を待つしかないのがちょっと残念。今回は、男探偵が主人公。誘拐された女探偵を救い出すため東奔西走という話。スピード感はあるものの、ちょっとばかり冗長。これまでの話のようなおもしろさに欠けるかも。ついでに、男探偵のピアニストぶりが楽しみなのに、今回は、冒頭のほんのわずか。おまけに、「ブラームスのソナタを何週間も練習して、ようやく形を成してきたところ」から物語が始まる。ブラームスを何週間か練習したら形になるなんて、なんという上級アマチュアかと羨望と嫉妬(笑)。2013/07/01

Masa

9
読了。前前作と前作が非常に印象的だったので、読み終えての印象は正直薄い。ビルとリディアのいつもの関係があまり読めなかったせいだろうと思う。いよいよiPhone、GoogleMap、twitterなんてものが登場して、ビルのいつもの捜査方法と異なったのも原因か。なによりかれのピアノを弾くシーンがほぼ無かったことも。それでもビルはビルだし、いろんな人がかれのもとに集まるのを見るのはやはり楽しい。次作、『ゴースト・ヒーロー』に行く前に、短編集を読もうと思います。2017/07/07

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