出版社内容情報
絵画誘拐を成功させた老人犯罪一味の面々。ほとぼりが冷めるまでと。ラスベガスでカジノ三昧の日々を送っていたが、さすがに故郷が恋しくなってきた。国の福祉の皺寄せを受けている老人たちのための資金は、まだまだ足りない。メッタをリーダーとする五人の団員は新たな犯罪に着手すべく、再びスウェーデンに。だが新たに入手したアジトの隣は、バイク族の巣窟だった。五人で合計四百歳、老人たちの痛快な活躍を描くシリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほちょこ
26
こんななんでもありの頑健な老人になりたい。この方々、あと30年は生き続けること間違いなし。日常の些細なことに浮き沈みしている自分が、非常につまらなく思えて、明日を生きる糧になる一冊。(大げさ)2017/11/14
かもめ通信
18
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。シリーズ第2弾。高飛びを決め込んでいた平均年齢80歳のあの面々が再びスウェーデンに帰ってきたのは、世のため、人のため、犯罪のためだった?!いやーこのお年寄りたちについて行くには読者も体力トレーニングが必要みたい?!コメディタッチではあるけれど,政治家や役人の不正資金疑惑や資金洗浄問題、 薬物やみかじめ料集めなど反社会的な行動を繰り返す若者達のグループから各種ネット犯罪、高齢者の介護問題や高齢者の恋愛問題まで“義賊”をきどる老人たちが直面する問題は山積みだから!2017/12/08
ぴっちゃん
3
施設での扱いにキレて強盗を計画し、ラスベガスに高飛び(ここまで前作)して何やらいかさまのような手を使ってカジノで資金を増やす平均80歳の犯罪集団ネンキナーズ(年金の語呂合わせでしょうが・・・スウェーデン語ではどんなことばかなぁ?)。でも私腹を肥やさず義賊(ロビンフッドのように)よろしく母国の各福祉・文教方面への送金を密かに実行。ところが、そのお金の流れがどうやらおかしい。どこへ消えたの?。帰国してお金の流れの調査と新たな資金源の確保を計画したネンキナーズは・・・面白かった。続編も翻訳して欲しい2019/11/24
Inzaghico (Etsuko Oshita)
2
相変わらずハチャメチャな老人たちだ。自分の親が老いていくのを見ていると、いかに楽しく元気に過ごせるかが貴重なことががしみじみとわかる。ましてやこの老人たちは、国家や大組織相手にネットを駆使して、ときには疾走も辞さずに犯罪をしかける強者揃い。自分たちのためではなく、世の中の恵まれないお年寄りのため、という志がまた憎い(そのせいで若干物事がややこしくなる嫌いはあるが)。 お年寄り全員がちゃんと恋人がいるのがほほえましい。色恋はいくつになっても……である。2017/10/24
tai65
1
星4つ2018/07/03
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