創元推理文庫<br> あの夏が教えてくれた

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創元推理文庫
あの夏が教えてくれた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488136116
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

謎と友情、そして哀しみに、
僕はこの夏を捧げた。
小さな町を揺るがす女性の失踪事件が、
高校生のボーディの運命を変える――
『償いの雪が降る』の著者の青春ミステリ!

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。高校に馴染めず、友達は一人もいない。静かすぎるその町で最近大事件が起きた。町最大の企業に勤める黒人女性が不審な失踪を遂げたのだ。捜査中の保安官が、ボーディが慕っている隣人のホークを訪ねてきた。女性はかつてホークの部下で、ふたりのあいだには噂があったという。思いがけない事件が、ボーディの日常に不穏な影を落とす――。現実に悩みながらも、少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者による心震える青春ミステリ!

内容説明

15歳のボーディは高校に馴染めず、静かすぎる田舎町で孤独な毎日を送っている。そんなある日、黒人女性が不審な失踪を遂げ、ボーディが慕う隣人ホークを保安官が訪ねてくる。女性は実はホークの知人で、彼らのあいだには噂があったというのだ。ホークは失踪に関係しているのか?事件をきっかけに少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者が贈る感動の青春ミステリ!

著者等紹介

エスケンス,アレン[エスケンス,アレン] [Eskens,Allen]
アメリカ、ミズリー州出身。ミネソタ大学でジャーナリズムの学位を、ハムライン大学で法学の学位を取り、その後、ミネソタ州立大学マンケート校などで、創作を学ぶ。25年間、刑事専門の弁護士として働いてきたが、現在は引退している。デビュー作である『償いの雪が降る』は、バリー賞ペーパーバック部門最優秀賞など三冠を獲得し、エドガー賞、アンソニー賞、国際スリラー作家協会賞の各デビュー作部門でも最終候補となった

務台夏子[ムタイナツコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

72
ゆっくりと静かに始まったストーリーは、後半に怒涛と展開となり胸を熱くさせて終わった。著者の過去作品に登場するボーディが15歳の少年として主人公。実はもう1人のちの重要人物も登場する。小さな町、母子家庭で暮らすボーディはヒーローでなくいたずらもする普通の少年。その街の大人たちの間には人種差別が深く根づき、それが少年たちにも影を落としていた。かけがえのない友人を作り周囲の大人たちに見守られながらも、辛い経験して大人の階段を上っていく、まさに青春小説。4作目もとても良かった、この作家さんどの作品も好きだなぁ。2024/04/21

タツ フカガワ

44
1976年、人種差別の風潮が色濃く残るミズーリ州の田舎町で母親と暮らす15歳の少年ボーディが密かに学校を中退し家出を考えていたころ、町では黒人女性が勤務先から十数万ドルを横領して失踪する事件が起きていた。やがてボーディもこの事件に深く関わることに。『償いの雪が降る』『たとえ天が墜ちようとも』でロースクール教授/弁護士で登場した正義の人ボーディ・サンデンの少年時代を描いた哀切の青春ミステリー。エスケンスの語り口、好きだなあ。終盤は目頭押さえっぱなしでした。2024/04/23

Shun

39
読メで推す方が増えているエスケンスさんの作品を読む。私は本作が初読みで、主人公が大人になった姿が他作品で描かれているようです。というわけで次に読むなら「償いの雪が降る」になりますが本作から読み始めても問題なし。物語は田舎町に住む白人の少年ボーディが隣に越してきた黒人の少年トーマスと出会い、また古くからの隣人ホークという年長者との対話に導かれながら己が知らず抱いていた差別や偏見と向き合い成長する話。しかしこの町にはKKKもどきの危険な連中が潜み、心温まる話だけじゃない邪悪な香りもする青春小説となっている。2024/04/17

星落秋風五丈原

27
たとえ天が墜ちようともで強烈な印象を与えたボーディの少年時代を描く。なぜ、長いものに巻かれない彼が形成されたのか。彼の少年時代は黒人差別が横行していた。もちろん黒人奴隷は“解放”され、職業に就く機会も学業のチャンスも平等に与えられていたが、白人の中には、彼らが劣っていて当たり前という偏見があった。それはボーディが何気なく使っている言葉にも表れており、彼も当初は、内なる偏見に気づかない。原因は環境によるもので、“おかしい”と思えない感覚の人たちばかりに囲まれていれば、偏見を持ったまま大人になってしまう。2024/04/28

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