出版社内容情報
「ジャックと豆の木」の上演中、木を切ったら巨人じゃないものが降ってきた! 九冠獲得の『パイは小さな秘密を運ぶ』に続く、化学大好き少女フレーヴィア・シリーズ第二弾。
内容説明
教会の墓地で、11歳の少女フレーヴィアは、テレビで有名だという人形遣いとアシスタントの女性に出会った。乗ってきたヴァンが壊れてしまったのだが、修理代がないという。そこで、お金を稼ぐために『ジャックと豆の木』を上演することになったんだけど…。異例の数の新人賞に輝いた『パイは小さな秘密を運ぶ』につづく、化学大好き少女探偵、フレーヴィア・シリーズ第二弾。
著者等紹介
古賀弥生[コガヤヨイ]
東京女子大学文理学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
134
          
            シリーズ第2弾。前作とは違っておどろおどろしく、禍々しいタイトルだ。今回もまた11歳の少女探偵フレーヴィアの一人称語りが冴えている。ミステリーとしての欠点は、女たちの誰もがフレーヴィアに秘密を語りすぎること。もっとも、11歳の少女だからとも言えるが。そして優れた点は、鳩小屋のアイディアがまずは秀逸。それから、フレーヴィアの謎解きが何とも痛快なこと。さらには、随所にユーモアとウイットが散りばめられていたり、スクルージがさりげなく比喩に用いられていたりと、物語の全編にわたってイギリスらしさに溢れていることだ。2014/02/14
          
        kagetrasama-aoi(葵・橘)
49
          
            「少女探偵フレーヴィア」第ニ巻。今回は有名な人形遣いに絡む事件に首を突っ込むフレーヴィア。目の前で起こった死に好奇心を抑えられない困った女の子って印象です。化学の知識は大人顔負けで、瀕死の人を救う解毒剤をあり合せの物で調合してしまう機転も凄いです。相変わらずの家庭環境で、姉二人が何故度を越した意地悪をするのかが謎です。フレーヴィアの仕返しも半端じゃありませんが(*_*)。シリーズが進むにつれ、そこら辺も明らかになることを楽しみに読みます。2021/11/10
          
        四葉
22
          
            化学大好き少女シリーズ第2弾。溢れんばかりの好奇心を愛車グラディス(自転車)の推進力とし、事件を解決する為に糸口探して一直線。そんな直向で素直な姿勢が大好き。身に着けた知識がしっかりとその支えになってる所に魅力を覚えるとともに子供と大人が同居してるようなこの子の考え方は不思議と見守りたくなるような感覚を覚えます。著者の理想の環境を共有出来ていると思っていいのでしょうか、このシリーズ今とっても気になってます。2013/01/31
          
        寧々子
21
          
            小生意気で悪賢いフレーヴィアが大活躍♪ 愛用の自転車であちこち出掛けて行っては調べ、豊富な化学の知識と実験から疑問の答えを出しちゃいます♪ ただ、事件の真相は盛り上がりに欠けたまま解明されちゃうので、ちょっと物足りなかったかなぁ。 事件とは関係ないけどロンドンから押しかけてきたフェリシティ叔母さんとの会話が良かった♪ フレーヴィアが普段は隠している寂しさや孤独感にちゃんと気づいてくれてたのが嬉しかった♪ 亡くなった母親のハリエットとよく似ていると言われてフレーヴィアはどんなに嬉しかっただろう♪2014/11/06
          
        風竜胆
15
          
            若い人なら妹を見るような眼で、年配の人なら、娘や孫娘を見るような眼で、フレーヴィアの行動をハラハラしながらも応援する事になるだろう。   2013/05/31
          
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