創元推理文庫<br> 兇悪の浜

創元推理文庫
兇悪の浜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488132064
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

11
セットで購入したのでとりあえず再読。あまりひねりがないというかまあ単純に物語が進んでいく感じでした。しかしハードボイルドの探偵って毎回悪役に捕まって大変だな~(笑)とりあえず他にもアーチャーのシリーズは未読があるので読んでいこう(笑)2012/06/16

ホームズ

9
全体的な展開が『運命』と同じような感じがしてしまってあまりひねりがないのかな。結末もあまりスッキリしない感じがしてしまったのが残念。ロス・マクドナルドの作品は後期の方が評価が高いらしいので初期はまだそこそこなんでしょうかね。2011/10/25

bapaksejahtera

5
ロス・マクドナルドの探偵アーチャー・シリーズ。マリブの高級リゾートの会員制プールから話は始まる。突然カナダ・トロントからいなくなった妻を探してやって来た若い夫の依頼で主人公探偵が調査に入る。この事件は二年前に殺され有耶無耶になった殺人事件との関連が覗われた。捜査の過程で起こる複数の殺人事件。読み手の調子が悪かったのか、探偵の性格が中々掴めない。登場人物の性格は不統一で性格の一貫性も疑われる。大量殺人の原因も安易な設定に思え、要はバラバラである。知らぬうちに次はもうあとがき、というところに来てしまった。2021/01/13

Tetchy

4
ハードボイルドのプロトタイプの型にかっちり嵌め込んで作られた印象が強く、従って妙に何も残らなかった。文章は今までの一連のロス・マク作品の中では最も読みやすく、あれよあれよという間に事が進んでいった。事件の手掛かりが容易に手に入るのも気になったし、登場人物各々があまりに類型的過ぎた(トニー・トーレスは若干異なっていたが)。思うに、ハードボイルドは読みやすくてはいけない文学ではなかろうか。癖のある文書の裏側に潜む作者の主張を一字一字丹念に読み上げることで理解してこそ、探偵の生き様に味わいが増すのではなかろうか2009/04/05

YOS1968

3
ロス・マクは読むリズムさえ掴んでしまえばサラサラ読める。ハードボイルドは様式美でもある。「兇悪の浜」も例外ではないが、ややこなれていない印象。2010/10/12

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