内容説明
一八七六年、カスター中佐率いる第七騎兵隊はインディアンの総攻撃を受けて全滅。そして死屍累々たる戦場から、人間の二、三倍はあろうかという奇妙な頭蓋骨が持ち去られた―一九八七年、香港から一人の“刺客人”がアメリカの地を踏んだ。送りこんだのは、巨大産業を牛耳るクワン一族総帥。彼の目的は人類進化の謎、“ミッシング・リンク”の存在を突き止めることにあった。
著者等紹介
大島豊[オオシマユタカ]
1955年生まれ。上智大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
15
『ヘッド・ハンター』のディクラーク達と『グール』のチャンドラーが合流。いよいよスペシャルX本稼動の今度も盛ってる変態ミステリ活劇シリーズ3作目前半。一応判事二名連続殺人事件の捜査をしているはずなんですが、その合間に返還前の香港からの殺し屋がズバズバと殺りまくるので説得力が薄いです。中国から抗議が来そうな1万2千年の盛ってる黒歴史と類人猿の明後日方向の人類進化の謎の薀蓄が本筋なんかどうでもよくなるくらい詰め込まれているのも従来作通り。ただちょっと作者が仕込んだミスリードがそのまま誤訳になっててゲフンゲフン。2016/09/14
レゾレゾ
2
案の定の脱線ぶり読んでは閉じてしまう回数も多い。けど、後半のスリリングな展開は過去2作品の内では断然いい。あっと驚く登場人物が出てくるのも前作を知ってると何かが起こるんだろうなぁと予感もある。グロ描写も今回はエグい。度々登場する伝説の捜査官ウィルフレッド・ブレイクもサイコパス気質があったんだろうか?過去の作品は得体の知らない者だったが今回はクワン一族によるもの。こいつ等は名指しでディクラークを狙ってる。ただ、何でゾディアック事件を引き合いに出したんだろうか?2021/10/10
wm_09
2
まだ続いていたブレイクの因縁。今回もいい感じに詰め込んでる。(清)2010/09/12
丰
2
おれが神の御もとに送って救ってやった有色の異教徒ども2010/02/14
kanamori
1
☆☆☆2013/09/28