創元推理文庫
ヘッドハンター〈下〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488126087
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ずぅむ…ずぅむ…ずぅむ…頭のなかにこだまする音。雪深いカナダの山奥で、騎馬警察捜査官ブレイクは狂気の淵に立っていた。幾多の戦乱と殺戮をくぐり抜けてきたせいなのか。いままた彼は逃走中のインディアンを撃ち殺したところだった。時に一八九七年…。“ヘッドハンター”事件の背後で百年にもわたって蠢く狂気とは?あの『グール』に続く“サイコ×トリック”の逸品。

著者等紹介

大島豊[オオシマユタカ]
1955年生まれ。上智大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

156
なるほど。こういうとっ散らかり方がコアなファンのハートを射止める訳か。ヴードゥーの儀式も、精神病質者の蘊蓄も、SM描写も、描きたいから描きました、的な。そうやって掻き回しておいて、肝心の引っ掛けの部分はまさかのそのまんま、的な。裏を読みすぎて逆に騙されたよ!的な。結果、大満足(笑)一気読みして後半やや集中力切れがちだったのでラストであれ?となってしまったが、ディクラークさんは残念な人って事でオーケーなのだろうか。もしコレが私の読み落としなのであれば、是非誰かコメントで教えて欲しい。『グール』も購入決定。2016/08/21

Kouro-hou

14
シリーズ1作目で著者(ただしグループでメンツに出入有り)デビュー作、というだけあってすでにサイコだ、ホラーだ、オカルトだ、アクションだ、薀蓄だと色々な要素が詰まってます。意外と普通な大筋は存在するも、とにかくコレだ!と思ったポイントは全体のバランスなど考えずに書く。寝返り一つ30頁の名作があれば、こっちはブードゥーショー35頁だ!なんか本筋にあまり関係なかったけど書きたいからいいんだ!、を3人でやりたいからと書くとこうなるのか?という異常作。しかし大雑把に見えて細かい伏線を回収していく律儀さはあったり。2016/08/16

cinos

6
間違えた、創元ノヴェルズ版を読んだ。首を切った理由がぶっとんでいた。そして犯人!2016/04/24

tsuneki526

4
90年代に読了。パンクロックとかヘビメタを小説にしてみました・・という感じ。なんで、こんな凝った殺し方をするのかというようなことは考えないで、素直にカナダの騎馬警察を学ぶつもりで読むもよし。

3
でもたったの二歳だったんだよっ2010/01/28

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