内容説明
一方、麻薬密売事件を追うカナダ騎馬警察警部補チャンドラーは、“グール”というロック・バンドにたどり着く。やがてバンドの周辺で陰惨な殺人が。手がかりを求めアメリカに飛んだ彼はまだ知らなかった。ヒラリーとともに究極の殺人鬼“グール”と対決するはめになることを!すべての事件はひとつに収斂し、恐るべき結末へ。サイコ・スリラーにとどめをさす過激すぎる傑作。
著者等紹介
大島豊[オオシマユタカ]
1955年生まれ。上智大学外国語学部卒
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感想・レビュー
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丰
3
この世には、労働の汗、恐怖の汗に加えて、狂気の汗があるのだ。2010/02/03
勉誠出版営業部
2
マイケル・スレイドの『グール(下)』を読了。中盤でラヴクラフトに関する長い対話(論考?)があるところが微笑ましい(?)というか…。ラストが意外といえば意外。2016/04/09
とよっぱ
2
合作というのはやはりいいものだと思います。エピローグのなんとも言えない感じとか、正直蛇足だと思うんですけど、得体の知れないパワーが伝わってきて嫌いになれません。2015/01/28
はな
2
舞台はロンドン。下水道殺人鬼、吸血殺人鬼、爆殺魔ジャック…と頭おかしい殺人鬼がてんこもりです。同時期に人を殺しまくりです。そこにクトゥルー神話をこよなく愛する「グール」という存在が絡むと。いままで読んだスレイド作品の中では一番読みやすいと思いました。無駄な死はやっぱり多いけど。そして結末はやっぱり思ったまんまだったけど。それでもやっぱりスレイドが好きだと思ってしまうのです。スプラッターバンザイ。2014/04/29
Cozy
2
パワーでごり押しって感じでした。2010/08/08