創元推理文庫<br> 四つの凶器

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創元推理文庫
四つの凶器

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488118471
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

結婚を目前に控える青年弁護士リチャードがパリ近郊の別荘を訪れたのは、高級娼婦ローズとの関係を清算するためだった。しかし、彼が別荘に到着した時、ローズは既に寝室で事切れていた。彼女の部屋からは、カミソリとピストルと睡眠薬と短剣が見付かる。過剰に配置された凶器は何を意味するのか。多すぎる凶器の謎に、予審判事を引退したアンリ・バンコランが挑む。不可能犯罪の巨匠たるカーの登場を彩った名探偵の“最後の事件”を描く力作。

内容説明

依頼人であるラルフ・ダグラスと高級娼婦ローズの関係を清算するべく青年弁護士リチャードがパリ近郊の別宅に到着した時、娼婦はすでに寝室で事切れていた。死体発見現場からは、カミソリとピストルと睡眠薬、そして短剣が見つかる。過剰に配置された凶器は何を意味するのか。不可能犯罪の巨匠カーの最初期を彩った名探偵アンリ・バンコランの“最後の事件”を描いた力作長編。

著者等紹介

カー,ジョン・ディクスン[カー,ジョンディクスン] [Carr,John Dickson]
1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。“不可能犯罪の巨匠”と呼ばれる。77年没

和爾桃子[ワニモモコ]
英米文学翻訳家。慶應義塾大学文学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

192
★★★★☆ バンコランシリーズ最終作。 バンコランのキャラが大きく変わっていて、快活なお爺ちゃんになっている上、ゴシックな雰囲気は鳴りを潜め、コメディ要素がかなり入ってきているので、シリーズとしては異色。 ただし、バンコランのドSぶりは垣間見れる(笑) また、ワトソン役だったマールをはじめ、過去作の登場人物が名前だけ登場して、ノスタルジーな気持ちになれた。デュラン警部は少し出番有り。 真相は複雑過ぎてスッキリしなかったが、若いキャラ達が魅力的で、途中盛り上がるシーンも多く、なかなかの佳作だと思う。2020/01/04

Tetchy

146
名探偵の最終巻とはなぜこのように似通っているのだろうか。全盛期ほどのオーラは感じられないものの、腐っても鯛とも云うべき明敏さが残っている。つまり老いてなお名探偵健在を知らしめるための演出なのだろうか。さて1人の遺体の周囲に4つもの異なる凶器が転がる不可解な状況の真相はまさにカーの特徴であるインプロヴィゼーションの極致とも云うべきアクロバティックな内容であり、複雑怪奇だ。そんな複雑な事件を考案したことを誇らしげに語るカーの当時の本格ミステリ作家としての矜持と野心と、そして気負いぶりが行間からにじみ出ている。2020/07/10

パトラッシュ

122
カーの小説はそれぞれ個性的で面白いのだが、ミステリとして合格点に達する作品と落第作との差が大きい。大半が水準以上のクリスティーに比べ、安心して読めない部分がある。特に初期作品ではパリの闇で起こるケレン味たっぷりの犯罪を、悪魔的な風貌と性格のアンリ・バンコランが解決する趣味性の高さが読者の好みを左右した。彼を早々に引っ込めたのも、大衆向けエンタメとしてのミステリの探偵役にはふさわしくないと判断したのではないか。パリが舞台なので久々に復活させたが、ダンディなバンコランの老残ぶりが痛々しく今ひとつ乗れなかった。2023/05/16

NAO

68
ロンドンの青年弁護士リチャード・カーティスが、顧客でパリ在住の裕福な青年ラルフ・ダグラスから相談を受けて出向いた家で、ラルフの愛人だった高級娼婦ローズの死体を発見。その寝室やバスルームには、カミソリ、ピストル、短剣、多量の睡眠薬と、凶器になりそうなものばかり。いくつもの凶器。ローズの家の周囲で見られた怪しげな人影。ローズ自身の謎めいた行動。それらが複雑に絡み合った結果は、読者にはとても推理できない、なんとも奇妙なものだった。予審判事を引退したバンコランが近所の住人という安易な設定はいかがなものかと。2021/11/05

星落秋風五丈原

57
「もしも五月十五日の昼下がりの彼が、誰かにこう言われようものなら―わずか一日後の君はパリにいて、傍観者ながら「四つの凶器」事件と後世をかなり騒がす殺人事件に関わりを持つんだよ」とこんなに優しく作者から語り掛けられていると言うのに、当の本人―父の後を継いでロンドンの有名事務所で働く弁護士リチャード・カーティス―はその日も夢想の真っ最中。仕事しろよ。過去の女性関係を整理したい有力顧客ラルフ・ダグラスと愛人宅に出向くと彼女は殺されており何と凶器が4つも!ラルフの婚約者も現れて泥沼だ!と騒いでいるとバンコランが。2020/01/20

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