創元推理文庫<br> 亡霊たちの真昼

創元推理文庫
亡霊たちの真昼

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488118235
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

29
話の導入となる下院議員候補への脅迫の内容が漠然としているため、主人公のジムが何をしたいのか分からないまま動き出し、そこに恋愛要素が盛り込まれるから、目的がぼんやりしてしまっている。謎の影に追われるサスペンスと追いかけたくなるロマンスをやりたかったんだろうけど、何が問題なのかもっとハッキリ示せ!と言いたくなるまどろっこしさ。絶対に100頁分ぐらいいらなかった。醜聞の真相が明らかにされる場面や不可能状況での殺人のトリックなど面白くなりそうな部分はあるんだけど、完全に流し読みになってしまった。2020/06/30

elf51@禅-NEKOMETAL

5
入手困難本。ディクスン・カーでは歴史ミステリの範疇に入るらしい。歴史と言っても舞台は50年くらい前,故郷ニューオリンズの少年時代の記憶を元に書いたようだ。主人公の作家が同姓同名の下院議員を取材するためにニューオリンズに向かう。列車内の消失,走る自動車での殺人と事件は起こるが,もっぱら「小柄な身体に閉じ込められながらたぎり立つような生気」を持つ謎の女性ヒロインとのロマンと冒険小説的な物語である。同姓同名と名前の入れ替わりなどがあってややこしい。推理小説としてはそれほどのものでもないだろう。2020/06/06

**くま**

4
歴史ミステリ。カー最晩年の「ニュー・オーリンズ三部作」の二番目。こないだ読んだ一番目の「ヴードゥーの悪魔」が読みにくくてしんどかったので、これもきっと・・・と覚悟の上で読んだのですが。レビュー見てもすごく評判悪い。が、実際読んでみるとヴードゥーよりははるかに読みやすく面白かったです。あれ(笑)? まぁカーの晩年は筆力が衰えて、とよく言われてるし、それが頷けるだけのものではありましたが、案外私は楽しく読めましたよ。ちょっと横溝っぽいストーリーかなぁ? ミステリが複雑で登場人物も多いので、ついてくのが大変。2014/03/10

ホームズ

4
とにかく退屈だった・・・。さすがに後期の作品はどう頑張っても質が落ちているとしか言えない。読むのに時間がかかってしまった。2010/05/07

Tetchy

4
最後に救われたかな。しかし読書に苦痛を強いる小説も考え物だ・・・。2009/01/04

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