創元推理文庫<br> 死者はよみがえる

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創元推理文庫
死者はよみがえる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488118082
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

69
ギデオン・フェル博士シリーズ第8弾。〔再読〕カーの代表作などを、一冊も読んだ事が無いと言う読者の方は、最初に本作を読む事はお勧め出来ません。本作は一重に「意外な犯人」を演出する目的で書かれたと思われ、そのために他の設定がかなり偏っていると感じます。人によっては、アンフェアに映るでしょうし、伏線がしっかり在るのですがかなり難しいです。提起された謎は魅力的で物語に入り易く、小道具の使い方もカー作品らしい。ですが問題は意外な犯人とアリバイ崩しは並び立ち難い事です。二つの謎を併用した、挑戦作品位に捉えたいと思う。2017/11/08

星落秋風五丈原

42
よくある話だ。小説家は経験を積まないといい話が書けない。つまり内容は経験から来るという持論を展開した友人ダンと一方新進作家クリスチャンは真っ向から対立。「経験なんかなくてもいい小説は書ける」ならやってみろと言うわけで、ダンはクリスチャンに南アフリカからの無銭旅行をして、再会する日まで指定した。何とかロンドンには着いたものの、一文なしになっていたダンは、客にみせかけて無銭飲食をきめこんだが、ホテルの人に「部屋にいる奥様を見て欲しい」と言われる。そして入った先には女性の死体が。さあ大変。フェル博士の出番!2020/10/26

おうつき

25
たまには古典をと思い、カーの未読作品を。序盤の魅力的な謎の提示を考えると、オチは大分酷い気がする。意外性のある犯人を意識した意欲作である事は間違いないだろうけど、自分には合わなかった。割合ノリの軽い作品なので、読んでいる途中は楽しかった。2019/12/16

みっぴー

19
この作品の魅力はズバリ「犯人の意外性」ではないでしょうか?フェアかアンフェアか…は置いといて、それ以外で気になったのが、問題点を整理するために論文っぽくなってしまった部分。少し中弛みしてしまいました。でも、一番気になる腕輪の正体を最後までとっておくところなんかはさすがです。序盤は文句無しに面白かったので、その勢いでラストまでいってほしかったです。2015/07/09

Ribes triste

18
フェル博士シリーズ。殺人事件の謎解きの驚愕の展開に、読んでいて膝から崩れ落ちる。ああ、やられた。真面目な推理小説ファンは眉をひそめるかもしれないが、こういうカー作品のケレン味が、私にはたまらなくクセになるです。2019/03/16

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