出版社内容情報
シアトル近郊のレブンワースは、ドイツのバイエルン地方に似た風景が広がる、ビールで有名な小さな町。町で一番のブルワリーを夫とその両親と切り盛りしていたわたしは、平和な日々を過ごしていた――夫マックの浮気が発覚するまでは。わたしは新しくオープンするブルワリーで働くことにする。フルーティーながらもすっきりした後味のビールや、腕によりをかけたわたしの料理のおかげで、開店初日はなんとかうまくいった。しかし翌朝、店で死体が発見されて――。ビール・ミステリ第一弾。
内容説明
南ドイツに似た風景が広がる、ビールで有名なアメリカ北西部の町・レブンワース。町で一番のブルワリーを夫とその両親と切り盛りするわたしは、幸せな日々を過ごしていた―夫の浮気が発覚するまでは。わたしは家から夫を追い出し、新規オープンするブルワリーで働くことに。開店初日は大盛況。しかし翌朝、店で死体を発見してしまい―。愉快で楽しいビール・ミステリ登場!
著者等紹介
アレグザンダー,エリー[アレグザンダー,エリー] [Alexander,Ellie]
アメリカ太平洋岸北西部の生まれ。ケイト・ダイアー・シーリー名義で発表した作品もある
越智睦[オチムツミ]
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
255
どうも「今日も元気だ。ビールが美味い」の人です。もっと気軽にビール造りが愉しめたら、身近にビールの神秘を親しめるのですけどね。それでも、日本でもマイクロブリュワリーが様々なビールを提供してくれる様になりました。有り難や。推理。うむ。本書は、殺人も起きるけど、ミステリーっぽく無くてね。主人公は犯人でも、探偵役でも無くて、全然事件に迫らないの。マジで。醸造所に併設されたパブで、出来立てのビールを愉しむの良いなぁ。ご近所に、醸造所は無いけど、直営のビアレストランはあるのを思い出しました。行かなきゃ。2022/12/06
のぶ
92
軽い感じのミステリーで殺人事件は起きるのだが、陰湿さはなく、コージーに分類しても良い作品かと思った。主人公のスローン・クラウスはシアトル近郊でブルワリーを切り盛りしていた。ある日、夫のマックの浮気が発覚し、平穏な生活に波風が立ち始める。スローンはやがて新しいブルワリーで働くことにするが、店でビール職人が死体で発見される。コンパクトな感じのミステリーだが、ストーリーは良く纏まっていて、楽しく読み進む事ができた。また、ビールの醸造過程が記されていて、知らなかった知識を吸収する事ができたのも良かった。2019/04/27
NAO
71
シアトルの近郊、ドイツのバイエルン地方に似た町並みが広がるビールで有名な観光地レブンワースを舞台としたミステリ。ビールの町ならではの、ビール絡みの殺人事件。被害者はなぜ殺されたのか。犯人は誰なのか。事件の推理も楽しいが、パブで出される料理、主人公が作るビールを使って作ったデザートにも、大いに興味をそそられる。読みながら、ビールを飲みたくてたまらなくなるので、要注意。2021/08/05
ナミのママ
67
シリーズ一作目。殺人事件は起こるけどミステリというより楽しいお話。舞台はシアトルのドイツ村と呼ばれるレブンワース。実在するようで検索すると街の画像が見れた。知り合いだらけの街で夫の浮気は発覚するし、殺人事件は起こるし、何やらあわただしくなってくる。主人公の女性ビール職人スローン(わたし)のキャラクターが好き。ビールに詳しくなる!おつまみも気になる。街を囲む自然描写もいいな。軽く読めて楽しめた。2021/04/10
Kazuko Ohta
58
ビストロやリストランテが舞台というミステリーはあっても、ブルワリーが舞台という話を私は知らない。初めてです。まるでドイツなアメリカの町最大のブルワリーに嫁入りした主人公が、新たにオープンするブルワリーで働くことに。日常の謎系かと思ったら堂々の殺人事件発生。犯人は最初から怪しすぎる奴で、言ったところでネタバレにもならん(笑)。ミステリーとしてはちっとも惹かれないけれど、ビールと料理が素敵すぎる。シリーズものなのにミステリー部分にはほぼ興味わかず。続編が刊行されるならば、ビールと料理に釣られて読むでしょうね。2019/04/18
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