創元推理文庫
深い森の灯台

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  • サイズ 文庫判/ページ数 467p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488117061
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

アメリカのブレード・リッジ。この丘陵には海から遠く離れた森の中に灯台があった。12月、その建築主ワイアットが死んだ。死の直前の彼から謎のメッセージを受けた保安官代理キンブルは真相を探るうちに過去の事件との恐るべき繋がりに気づく。同時に、町では不穏な出来事が次々に起こっていた。事故を起こし、いるはずのない男を見たという証言をする男。夜が来ると怯える動物たち。そして“青い松明”が現れさらなる惨劇が……。謎と恐怖に満ちた雄編!

内容説明

深い森の中に立つ灯台で、それを建てた男が自殺した。死の直前の彼から謎のメッセージを受けた保安官代理主任のキンブルは、この土地ではるか昔から恐るべき出来事が続いていたことに気づく。さらに丘陵の周辺で次々に不穏な出来事が起こりはじめる。事故を起こし幻を見たキンブルの部下。夜が来ると攻撃的になる動物たち。そして森に正体不明の青い光が現れ、新たな惨劇が…。

著者等紹介

コリータ,マイクル[コリータ,マイクル] [Koryta,Michael]
1982年、アメリカ生まれ。22歳のときに私立探偵リンカーン・ペリーが主人公のハードボイルド小説『さよならを告げた夜』を上梓し、アメリカ探偵作家倶楽部(MWA)のエドガー賞処女長篇賞にノミネートされる。シリーズはその後4作目まで発表されている。初のノン・シリーズ作品『夜を希う』ではLAタイムズ最優秀ミステリ賞を受賞

青木悦子[アオキエツコ]
東京都生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

54
決して悪い意味ではなく、何とも奇妙な作品だった。それは場所の設定。海のないケンタッキーの森に建つ灯台。アメリカにいないライオンや虎もいる、ネコ科獣救命センターの存在。登場人物も奇妙というか皆怪しげ。本の活字のフォントも怪しげ。そんな灯台で自殺した男の真相を探る話なのだろうが、終盤になっても展開が型破りで、最後に解決したのか良く解らなかった。自分の考えている解決だと、それは反則か反則すれすれ。この本はそんな不気味な雰囲気を味わう話なんだろうと納得しながらも???。2016/02/29

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

38
まさかまさかのホラーだった。タイトルで変だと思わなかったけど、灯台は普通港にある物で森には必要ない。なぜ森に灯台があるのか。灯台を作ってそこで暮らしていた男は何のためにそんな事をしていたのか。読んでいるとこの広がっていく事件の大きさ難しさに解決できないのではないかとハラハラする。そこに移された猫科の保護センターのネコ達、つまりライオンやヒョウの動物の人たちも大事な登場人物。あードキドキした。2020/12/10

カザリ

36
感想は→下記 2月7日(日)蔵書整理と【小説:深い森の灯台レビュー】 - 地下階層言語化プロジェクト http://hagananae.hatenablog.com/entry/2016/02/07/104217 …2016/02/07

ほちょこ

32
長い長い物語だった。誰もが陰鬱で、クーガーや虎やライオンが檻の中からじっと見つめてて、前半、いつやめようかと思案しながら進んだ。最後の襲撃劇に、すべてはここにつながるのかと、結末がみえて、ホッとするも、苦さが残る。ホラーだったのか?2017/11/26

星落秋風五丈原

26
森の中になぜ灯台があるのか?灯台守が亡くなり元新聞記者と女囚とわけありの保安官主任代理が真相を調べ始める。動物達の保護施設を亡き夫にかわって運営していた女性の成長物語。見えないものが見えてしまう人達の物語。2016/01/21

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