出版社内容情報
勝手に冷え続けるプルート水。ヴァイオリンを弾く少年の幻覚。山高帽を被った謎の男。数々の手がかりは、エリックにどんな真実をもたらすのか。新鋭が放つ傑作ミステリ!
内容説明
エリックは好奇心から口にしたプルート水の壜が、なぜかどんどん冷えていくことに気づく。さらに水は、ヴァイオリンを弾く少年の幻覚を見せる。様々な幻覚に襲われ始めたエリックは、キャンベルが生きていれば116歳になるはずで、殺しも辞さない悪党だったことを知る。では93歳のキャンベルは何者なのか。ここでいったい何があったのか。期待の新鋭が放つ、鮮やかな一大巨編。
著者等紹介
青木悦子[アオキエツコ]
東京都生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
10
あ、これホラー・ミステリだったのね、と解説でわかった。映像だったら怖かったのかな。怨念(というより、俺すごいんだぜ的マウント)の、ちっせー男(キャンベル)と思いながら読了。。。2022/02/05
ハルト
4
嵐が死を運ぶ。風の後ろに何が隠れているかは誰にもわからない。とってもホラーサスペンスな作品でした。ミステリではないので謎は謎のまま、はたしてどうなったのかも謎のままで、すっきり感という部分では少し物足りなさが残りました。最後もっとどんでん返しなものがあるのかなと思っていたので、あっさりすんなり収束してしまい、余韻はあったけれどやはり物足りなさが。でも作品の雰囲気は好きでした。特にホテルが「west baden springs hotel」で画像検索したら素晴らしかった。映画化したら観てみたいです。2012/11/15
ヴィオラ
4
具体的には書きませんが、上巻読んでて「スティーヴン・キングみたいな感触だなぁ…」と思ってたら、やっぱりキング好きな作家さんだったらしく、なるほど納得の内容。つまり、キング好きなら読んで損は無し。でも、キングがいまいち…という人には少し薦めづらいかなぁ(´o`; 僕は結構キング好きなので、この本も楽しめました。 実際に写真を見ると、舞台のひとつになったホテルは、確かに「初めて見たらびっくりしちゃうよなぁ…」な外観でした。2012/10/03
けいちゃっぷ
2
おどろおどろしくない、ライトなホラーでしょうか。 富豪の謎は少し肩すかし気味ですが、後半はは竜巻も絡めて老嬢が俄然輝きだす。 ラストはお約束のタイムリミットサスペンス。 まあ、読んで損はないが、読まなくても惜しくはないか(どっちなんだ)。 315ページ 2014/01/17
ゆずこまめ
2
結局キャンベルはどうなった?つまらないわけではないけど、最後中途半端な気がします。主人公にもイマイチ好感が持てないし。クレアはエリックのどこがよかったんだろう。2013/03/22
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