内容説明
総勢123名もの人間が立候補したカリフォルニア州知事選挙も投票日まで残り二週間。とある有力候補が、自らの当選確率を上げるため、ほかの有力候補に殺し屋を差し向けることを思いつく。個性豊かな候補者たちに、どうにも間抜けな殺し屋コンビ、暗殺を阻止しようとする私立探偵たちが入り乱れる、なんでもありの場外乱闘の行方は?政治を笑いのめす、破天荒な犯罪小説の傑作。
著者等紹介
高澤真弓[タカザワマユミ]
1962年宮崎県生まれ。実践女子大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
2
あー面白かった! 前作同様、ドタバタ劇がひたすら楽しくて笑える。“めっちゃ”愉快。こういう何も考えずに楽しめる作品っていいなあ。登場人物も魅力的。2009/10/12
三門 優祐
2
キャラクター性と爽快感が突き抜けている。大傑作であった前作には劣るが、読み口は相変わらず素晴らしい。2009/10/02
ymg
1
アメリカンジョーク的なかる~い話。それぞれのキャラが際立ってるね。2010/03/26
yearning for peace
1
トロイ・クックは前作もそうですが、設定が変わっていて、面白い。本作も父親代わりの元ベトナム兵に鍛えられた政治家の息子は私立探偵もどきを稼業としていて、脇役には凸凹の殺し屋コンビに爆弾オタク、一風変わった知事候補者たちなど、登場人物に興味を惹かれました。もう少しタイトルにひねりが欲しいですが、気楽に読める娯楽作。解説を読むと、次作も楽しげな設定のようで、今から待ち遠しいです。2009/12/25
にゃー
1
超面白い。前作より好きだなぁ。ほんとにキャラがどれも魅力的。母親が一番だけど。ストーリーも後半予想外の展開に飛んで、最後まで飽きさせず引っ張るんだよなぁ。2009/10/30