創元推理文庫<br> 黒衣婦人の香り

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創元推理文庫
黒衣婦人の香り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 374p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488108021
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

42
『黄色い部屋の謎』の続編だが、2年も間が空いてしまった。でも読み始めれば、懐かしのルールタビーユが蘇る。本書では、『黄色い部屋…』で不確かだったルールタビーユの両親についての記述が堂々とあった。そしてルールタビーユが真実を明らかにしなかったいきさつも語られていた。また孤児だったルールタビーユを助ける人物として、ガストン・ルルー(作者)が登場するのには、苦笑(〃艸〃)ムフッ。それにしても、20年経っても元妻を追いかけ続けるラルサンって、すごい執念だね。2025/06/17

いっくん

26
『黄色い部屋の謎』の続編。思わせぶりに呟く“黒衣婦人の香り”の謎が知りたくてやっと読了。前作の解説でネタバレされたので感激も半減(泣)訳も読み難くなかなか進まず。前回事件の2年後、またもやルールタビーユは謎に巻き込まれる。ヘラクレス砦の“余分な肉体”の謎、相当無理があるような!真相知るまでは、きっちり騙されてましたけど…。2018/01/13

Tetchy

10
疲れた…。しかし、フランスミステリは一人二役、二人一役のトリックがよっぽど好きなのだろう。ルブランは作品の大半がそうだったし、ルルーもまた然りである。「フレデリック・ラルサン」という人物が云うほど、快人物に思えなかったのが欠点か。しかしルルーの作品は前作、前々作に関わった人物、込められたエピソードが次作、次々作へと持ち越されるのが特徴のようだ。推理小説という1作完結型の様式に人物又は挿話を以って一大相関図を描こうという狙いらしいのだが…。私としてはご容赦願いたい。2009/04/14

しょう

9
「黄色い部屋の秘密」の続編という事でどうしても気になってしまい、とりあえず読んでみた。前作でもそうだったが、訳が非常に古めかしい。字が非常に小さい事も相まってか読むのにも一苦労。ラストも特筆すべき事は無しで、無理して読む必要はないと感じた。2018/10/10

Masa

9
読了。読みづらかった。非常に読みづらかった。ここまで苦戦させられたのは久々でした。でも第二部に入ってから面白くて、「くそぅ、面白いのに読みづらい……」と何度か寝落ちしました。『黄色い部屋の謎』を読んで以来、いつかは読みたいと思っていた本作。残念ながら、『黄色い部屋の謎』を越える面白さではありませんでしたが、語り手のサンクレールと一緒に不安にさせられる描写は素晴らしかったし、ここまで自身を追い詰めないルールタビーユの活躍を、機会があれば目にして見たいです。2016/08/08

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