創元推理文庫<br> 赤い数珠

創元推理文庫
赤い数珠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488107147
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

24
一応リュパン・シリーズとはなっているけど今回もリュパンは登場しない。『カリオストロの復讐』に登場した予審判事が探偵役ということでスピンオフ的な感じになるのかな?とりあえず前半の事件が起きるあたりまでは期待させるようないい感じだった(笑)しかし予審判事が登場してからが全体的にガタガタし始めて最終的に残念な感じになってしまったかな〜。2013/06/28

2兵

4
怪盗アルセーヌ・ルパンシリーズのスピンオフ的作品。ただし主役はルパンではなく、予審判事のルースラン。それでもなぜルパンシリーズ扱いされているかというと、ルースランが次回作となる『カリオストロの復讐』に登場するためで、それ以外に特にルパンとの接点を感じさせるポイントは無い。今作は、とある伯爵の城館で起きた密室殺人をめぐるミステリーであり、序盤に株券の盗難というイベントは発生するものの、ほぼ城館内部とその周辺のみで話が進み、しかも会話劇主体という、正直地味な作風の作品。ルパンシリーズでなければ読まなかったと2022/12/16

きりぱい

4
ドルサック伯爵がリュパン?と期待したのに、館の警備はスカスカだし、色々ルパンにしては抜かりがあり過ぎる。うぬぼれが強いところは似ているかもしれないけれど、またもやリュパンは肩すかし。情痴のからまない殺人は気乗りしないというルースラン判事の言い草もあれだけれど、からみだしたからといって特に話が面白くなることもなく。最後にやっかいな女心でひっくり返すのはいらないなあ。苦悩の二人の女性に比べたら、小間使いのアメリーは何と自由気ままで痛い目にも遭わずで。2013/07/11

Tetchy

3
モーリス・ルブランの諸作品は大体にして導入部分がどちらかといえば魅力的なため、ついつい期待してしまう。いや正確に云えば「今度こそは!?」という手応えを感じさせるのだが、そのためだろうか、どうも読後感は尻すぼみの感がして至極残念である。今回もそう。延々と続く、ジェスチャーの大きいロジックの捏ね繰り回しがどうしても読書への意欲を減少させ、欠伸を伴い、終いには苦痛をもたらす。2009/02/22

IamG

2
つまらないミステリだった。大体から、リュパンシリーズではないのだが……事件が起きるまではテンポもいいし、雰囲気も悪くない。安易な意外性が酷く、駄作という他なかった。2010/12/11

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