創元推理文庫<br> 樽

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創元推理文庫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488106331
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

荷下ろし中に破損した樽の中身は女性の絞殺死体。次々に判明する事実は謎に満ち、事件はめまぐるしい展開を見せつつ混迷の度を増していく。クロフツ渾身の処女作、新訳決定版。

内容説明

パリ発ロンドン行き、彫像在中―荷揚げ中に破損した樽に疑惑を抱いた海運会社の社員がバーンリー警部を伴って船に戻ると、樽は忽然と消えていた。紆余曲折を経て回収された樽から出てきたのは女性の遺体。何らかの事実が判明するたび謎が深まり、ドーヴァー海峡を往き来した樽は英仏の警察官、弁護士、そして私立探偵を翻弄する。永遠の光輝を放つ奇蹟の探偵小説、新訳成る。

著者等紹介

霜島義明[シモジマヨシアキ]
1958年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

142
読み甲斐のある推理小説です。当時の状況としてはこのような推理小説で話をうまく作っていくというのはかなり難しいことだったのでしょう。私はなんどかめなのですが今までは古い訳で読んでいましたが、この新訳は非常に読みやすくすばらしいものとなっています。日本でも鮎川哲也、横溝正史が同じような小説を書いています。これもかなりの水準だと思います。2017/11/13

中原れい

122
読みやすく、面白かった。だから新訳はすてき^^ 新旧の解説が載っているのも楽しかった。アリス先生ナイス。なかなかカッとなっても頭の回る犯人だったのですね。幕ぎれがややあっけなかったけれど、長引かす理由はなく潔いのもいい。姉妹編読んだのにまた読みたくなって困る~。堪能しました。2024/01/01

星落秋風五丈原

88
元鉄道技師クロフツのデビュー作。最初は荷物の到着地であるロンドンのバーンリー警部、次に荷送地のパリを仕切るクリフォード、最後はフェリックスを助けるために雇われた私立探偵と探偵役が次々と変わる。彼等は天才的なひらめきで事件を解決するのではなく、オーソドックスに捜査を進める。例えばこんな風に。 バーンリー警部がパリで誰と組みたいか、と言われて以前一緒に捜査をしたルファルジュを指名し「荷物が着くまで時間があるからセーヌ川の船旅しない?」など捜査の反面現地の料理を楽しんだりやや観光気分なのが面白い。2020/03/14

なる

74
長いのと登場人物の名前が覚えられないきらいがあってなかなか読み進められなかったが、後半になってからの畳み掛けのアリバイ崩しはとても面白い。前半と後半で警察目線と探偵目線とで活躍する人物の比重がガラッと変わる。特に前半の警察官たちが地道に手がかりをさがして犯人特定へ積み上げて行くのは本格ミステリの古典らしさがあってよかった。キャラクタありきの作品ではなく読者も一緒に推理をする感覚なので好き嫌いは分かれるかも。問題は冒頭にある地図が作品の内容にあまり反映されていないところ。土地勘がないとさっぱりわからない。2022/03/17

NAO

70
クロフツは、クリスティやドロシー・L・セイヤーズなどと並んで、イギリスのミステリの黄金時代を築いた作家。『樽』は、彼のデビュー作品で、完璧なアリバイをいかにして崩すか「アリバイ崩し」の金字塔といわれている。死体が詰められた樽の届け先であるフェリックスにはアリバイが無く、不利な立場に立たされている。これが、犯人によって仕組まれたことなら、逆に犯人は完璧なアリバイに守られているはずである。そのアリバイをどうやって崩していくか。このアリバイ崩しが、『樽』の読ませどころだ。2022/04/07

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