感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
74
フレンチ警部シリーズ第7弾〔再読〕 英仏海峡を行来する定期船が、一隻のヨットを発見する。中には、その日に倒産した証券会社の社長と副社長が、撃たれて死んでいた。犯人は海峡の真ん中から、いったい何処に消えたのか。いつも通りに、フレンチ警部の地道な捜査が始まる。あくまで現実的に、一つ一つ容疑者のアリバイを確認して行く。リアルな警察捜査とは、こういう姿だろう。特に派手な展開や、突然のイベントが起こる事はない。何度も暗礁に乗り上げ、次は何をすれば良いのかを考えていく地道さこそが、本シリーズの特徴であり魅力なのだ。2018/03/28
鮫島英一
23
「ノックスの十戒なんぼのもんじゃい!」「面白ければ死者蘇生上等!」という風潮に胃もたれをしていた僕に、創元推理文庫の「名作復古」シリーズが手を差し出す。愚直なまでの古典的リアル捜査こそ本来のミステリーという声が聞こえた気がした。小学生探偵や象すら麻痺させる薬を駆使しないリアル寄りの作風は良くも悪くも地味になる。これは好みなので良いのだが正直翻訳はいただけない。会話が微妙だったり、ひらがなが多すぎるため慣れるまではマイナス評価がつきまとう。名作復刻として当時の翻訳を残したのは理解するが好みが分かれるだろうな2026/05/30
ぽんすけ
23
イギリスとフランスを行ったり来たりと忙しかった警部。今回は証券会社の倒産に絡む殺人事件だったが、珍しく最初の段階でこの人が絶対犯人だなと当たりをつけていた人物が犯人だった。かわいそうなのはエスデール、後半本ボシと思われていたけど海に沈んでいたなんて。犯人は結局3人殺したわけなので捕まった以上死刑だろうけど自業自得だよね。これ他の作品だと犯人にもやむにやまれぬ事情があったりして思わず同情的気分になることもあるが、フレンチ警部ものは犯人がはっきりと悪い奴が多いので読んだ後スッキリする。こうして又一つ悪は潰えた2026/05/21
Ribes triste
22
英仏海峡連絡船チチスター号は漂流するヨットを発見する。船内に残された二人の射殺体は、大手証券会社の社長と副社長で、計画倒産を目論んでいたことが明らかになる。犯人は誰なのか、持ち出された150万ポンドの行方は。イギリスとフランスを行きつ戻りつ、フレンチ警部の捜査が始まる。捜査の糸も次々と切れ、犯人は誰なのか最後までヤキモキしましたが、納得の結末でした。2019/01/23
ホームズ
9
今回はフレンチ警部が犯人に翻弄されっぱなしな感じでしたね(笑)展開が少し遅い気がしてしまって少し読むのに苦労してしまった。後半になってくると徐々に面白くなってきた感じですが(笑)2011/06/17




