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創元推理文庫
殺人は癖になる (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488105402
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イラクの遺跡を発掘調査中の調査団の中で、殺人が発生し、現地に居合わせたエルキュール・ポワロが捜査にあたることとなった。だが、犯人はもとより、殺人方法さえ定かでない。さしもの名探偵をも困惑させた事件は、ポワロの悪い予感が的中して、やがて第二の殺人へと発展する…!メソポタミアのエキゾチックなムードの中で、灰色の脳細胞が導き出した意外な真相とは何か。

著者等紹介

厚木淳[アツキジュン]
1930年東京日本橋に生まる。1953年京都大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

44
洒落たタイトルだと思ったら、原題とはだいぶ違うようだけど、面白いミステリを堪能できた。遺跡発掘の調査団に雇われた看護師の日記として物語は進むんだが、そこで殺人が起きて、犯人は調査団のうちの誰かでは?といった感じなんだが、たまたま近くを通りかかったポワロが、あれよあれよと解決していく痛快なお話で大変面白かった。動機もトリックも、なるほどなぁと納得で、攪乱要員みたいに別件逮捕もあったりして、ミステリを楽しめた。2023/06/22

那由多

21
他出版『メソポタミアの殺人』のタイトルの方が有名だけど、このタイトルは怖いな。イラク遺跡発掘の調査団の中で事件が発生し、犯人も殺害方法も見当がつかない。ポワロが聞き取り調査をしていくんだけど、登場人物が多くてページをさかのぼるのをくり返しました。

cozicozy

17
約2年前に、早川書房のクリスティ文庫で『メソポタミアの殺人』として、読んだ作品でした。読書メーターさん、便利です。自分の記憶では、こうピンポイントで過去を振り返るのは、無理です。映像としても、デイヴィッド・スーシエ主演のポアロシリーズのなかの1つとして楽しんでいた物語です。小説は、1度ですが、映像は何度も観ているのに、楽しく読みました。通勤の往復で読み進めるのは少々時間がかかりました。後半は、じっくりと集中して読みました。ポアロさんの登場は、後半ですが、人々とのインタビューでルイーズの死の真相、他もろもろ2013/05/10

tokko

11
機会とトリックから犯人は割り出せる。でも動機だけはきちんと推理するのは無理じゃないですか?まぁ確かに、それ以外に動機は考えられないのだけれど。悔しい・・・。2013/03/18

shizuca

9
トリックは「あ、なるほど!」となるものだし犯人の動機や正体も分かりやすかったです。ただ、そこに行き着くまでに、被害者の人間性や容疑者たちの人間関係というか人間観察力がかなり面白かったです。人が人を評価するの(とくに女性が同性を評価すること)って本当にあてにならないなぁとしみじみ思いました。好きか嫌いかでここまで変われるとは……アガサ・クリスティも何か同性間で苦労したのかしら、と思わずにはいられません。2016/04/23

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