感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
53
題名が示す通り、女性が犯罪にメインで関わる作品を集めたアンソロジー。本アンソロジーもクイーン自身によるはしがきから幕を開ける。古書収集家のクイーンらしく、女探偵の登場の変遷から現在に至るまでの道のりなど歴史的価値の高い資料としての情報がいっぱい詰まっているのだが、この内容は平成の世では実に問題が多い、男尊女卑の考えが明らさまに出ていて苦笑を禁じ得ない。このはしがきの内容のせいで復刊されないのかと勘繰ってしまうほどだ。さて本書の個人的ベストはポール・ギャリコの「単独取材」。最後の結末は今でも総毛だつほどだ。2015/10/03
氷沼
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再読した際にコメントしようかと思いましたが、イマイチ面白くなかった記憶があるので再読はしないと思います。